2020年7月19日日曜日

電話の向こうで「わしや」と言われた僕は、どうして名前を聞き返すことができなかったのか?

こんにちは。上村です。


僕が初めて職場に勤め始めた頃の、昔のお話です。



新人で、部署に配属前だった。

先輩から、「電話番をして」と言われました。


「無理して答える必要はないよ。取り次ぐだけでいいから」

と言われて安心しました。


何とかできそうです。


わからないことを聞かれても、「担当に替わります」と言えばいい。

比較的気楽な気分でやっていたのですね。



で、ある電話がかかってきました。


いきなり電話口で、「わしや、○○おるか?」と聞かれたのです。(関西なので関西弁)



僕は、驚きました。


だって、いきなり「わしや」と言われても、誰かわからない。


まさか「わしやさん」ではないだろうし、いったい誰なのか?



しかし、その電話主の声が、あまりにも堂々としていたのです。


まるで、「オレの名前を知っていて当然だ」と言わんばかりの口調。



当時僕は、新人の若者です。


電話の声に圧倒されて、名前も聞き返さず、「ちょっとお待ちください」と言ってしまったのです。



○○さんに取り次いだのですが、○○さんに「誰から?」と聞かれました。


しかし、僕は名前を聞いていなかったのです。


困りました。


「えっ、あの~、わしや・・・とおっしゃる方からです」

とわけのわからないことを言ってしまった。(笑)



後で知ったのですが、その電話主は職場の「偉いさん」らしい。

僕は入ったばかりなので、よく知らなかったのです。



それにしても、いくら職場内でも、電話をかけて名乗らないのはどういうわけか。

エラい人になると、「自分のことは誰でも知っている」と思うようになるのでしょうか。(笑)



それは相手のことだからともかくとして、問題は「どうして僕は名前を聞き返すことができなかったのか」ということですね。


相手があまりに強引な態度だったからです。

「聞き返す隙のないような言い方」だったから。



「オレの名前は当然知っているよな」的な雰囲気だったので、思わず何も言えなかったのです。


しかし、後で取り次いだ人に「誰から?」と聞かれ、返事に困ってしまったわけです。



これは自体は別にたいした話ではありませんが、こういうことは大きく言って「人生」にもあることですね。


「一時しのぎでごまかして、後で困ったことになること」が。



僕は相手の態度から、名前を聞き返したら、怒鳴られるような恐怖感を覚えました。


なので慌ててしまったのです。


人生でもあるでしょう。


一刻も早く不安から逃れたくて、姑息なことをしてしまう。


でも、その結果、後でもっとややこしいことになるのです。



傷つくことを恐れていたら、そのうち何もできなくなってしまいます。


恐怖などは、実体のないものです。



それこそ、「電話の向こうで怒鳴っている人」を想像するようなものです。


電話の向こうで何を言われようと、自分は決して傷つくことはないのですから。



・今回のまとめ
恐怖心のほとんどは、自分の勝手な思い込み。
傷つくことを恐れなくなれば、恐怖心は単なる幻影だと気づくでしょう。





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