こんにちは。上村です。
僕が初めて職場に勤め始めた頃の、昔のお話です。
新人で、部署に配属前だった。
先輩から、「電話番をして」と言われました。
「無理して答える必要はないよ。取り次ぐだけでいいから」
と言われて安心しました。
何とかできそうです。
わからないことを聞かれても、「担当に替わります」と言えばいい。
比較的気楽な気分でやっていたのですね。
で、ある電話がかかってきました。
いきなり電話口で、「わしや、○○おるか?」と聞かれたのです。(関西なので関西弁)
僕は、驚きました。
だって、いきなり「わしや」と言われても、誰かわからない。
まさか「わしやさん」ではないだろうし、いったい誰なのか?
しかし、その電話主の声が、あまりにも堂々としていたのです。
まるで、「オレの名前を知っていて当然だ」と言わんばかりの口調。
当時僕は、新人の若者です。
電話の声に圧倒されて、名前も聞き返さず、「ちょっとお待ちください」と言ってしまったのです。
○○さんに取り次いだのですが、○○さんに「誰から?」と聞かれました。
しかし、僕は名前を聞いていなかったのです。
困りました。
「えっ、あの~、わしや・・・とおっしゃる方からです」
とわけのわからないことを言ってしまった。(笑)
後で知ったのですが、その電話主は職場の「偉いさん」らしい。
僕は入ったばかりなので、よく知らなかったのです。
それにしても、いくら職場内でも、電話をかけて名乗らないのはどういうわけか。
エラい人になると、「自分のことは誰でも知っている」と思うようになるのでしょうか。(笑)
それは相手のことだからともかくとして、問題は「どうして僕は名前を聞き返すことができなかったのか」ということですね。
相手があまりに強引な態度だったからです。
「聞き返す隙のないような言い方」だったから。
「オレの名前は当然知っているよな」的な雰囲気だったので、思わず何も言えなかったのです。
しかし、後で取り次いだ人に「誰から?」と聞かれ、返事に困ってしまったわけです。
これは自体は別にたいした話ではありませんが、こういうことは大きく言って「人生」にもあることですね。
「一時しのぎでごまかして、後で困ったことになること」が。
僕は相手の態度から、名前を聞き返したら、怒鳴られるような恐怖感を覚えました。
なので慌ててしまったのです。
人生でもあるでしょう。
一刻も早く不安から逃れたくて、姑息なことをしてしまう。
でも、その結果、後でもっとややこしいことになるのです。
傷つくことを恐れていたら、そのうち何もできなくなってしまいます。
恐怖などは、実体のないものです。
それこそ、「電話の向こうで怒鳴っている人」を想像するようなものです。
電話の向こうで何を言われようと、自分は決して傷つくことはないのですから。
・今回のまとめ
恐怖心のほとんどは、自分の勝手な思い込み。
傷つくことを恐れなくなれば、恐怖心は単なる幻影だと気づくでしょう。
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