こんにちは。上村です。
あなたは、「走ること」が得意でしょうか?
僕はかなり苦手です。
学生時代、体育の授業で「15分完走」というのがありました。
「グラウンドを15分間走り続ける」というもの。
競争ではないので、気持ちは楽ですが、でも僕は持久走が苦手。
走るのが得意な人なら、何でもない時間でしょう。
でも、僕にとっては極めて長い時間です。
いつまで経っても、終了の笛が鳴らない。
「絶対15分過ぎているのに、それ以上走らせようとしている」
と教師の陰謀を疑いました。(笑)
でも時間の長さって、感じ方によってかなり違いますね。
授業時間は同じでも、苦手やよくわからない授業は、とりわけ長く感じます。
学生時代の授業といえば、こんなこともありました。
ある数学教師がいたのですが、その教師は数学の時間に「漢字テスト」をするのです。
本人はジョークのつもりなのでしょうが、木枯らしのごとく「寒い雰囲気」が教室に漂ったもの。
僕は数学も漢字も苦手だったので(笑)、この授業は極めて長く感じましたね。
まあその教師も、何とか笑いをとりたいと思っていたのでしょう。
しかし、教師ですから、笑いよりも前に教え方を磨くべきなのは当然。
数学もそうですが、人間的な部分もそうですね。
その先生は、肝心の授業がわかりにくかった。
例えば、好きな異性といっしょにいる時間は、極めて短く感じるものですね。
1時間など、あっという間です。
わけのわからない授業の1時間は永遠のごとく長く、好きなことの1時間は一瞬のごとく短いのです。
職場で考えてみましょう。
ある社員は、自分の裁量で仕事を進めることができます。
しかし、そうではない社員はたくさんいます。
命じられるまま、おもしろくないけどしている人もいます。
あるいは、仕事自体は好きでも人間関係がうまくいかず、気持ちが萎えている人もいるかもしれません。
時間は同じでも、自分からしているのと、強制されてしているのとでは、長さの感じ方が違います。
楽しい時間はすぐ過ぎますが、苦手な同僚との仕事はとても長く感じる。
なので、
「自分がこれだけできるのだから、君もできるはずだ」
というのは、おかしいのですね。
自分が長い時間仕事をしているからといって、他人に同じことを求めるのは、違うのです。
労働時間は同じでも、心は違うからです。
人間がロボットなら別ですが、そうではありません。
それぞれ置かれた環境があり、画一的に考えることはできません。
それに長い時間会社にいるからといって、イコール仕事熱心というわけでもありません。
押し付けをやめたら、物事は意外なほどうまくいくようになりますよ。
「押しが弱いから、自分は軽く見られる」
と考えがちですが、実はそんなことは決してありません。
押し付けようとするから敬遠されるのです。
「思いやり」と「押し付け」は関係ありません。
押し付けをやめれば、自分の心の束縛もとれます。
心のクサリがとれて、自分の持つ可能性を広げることができます。
「現代の奴隷解放宣言」を自分自身にしていきたいですね。
そうすれば、他人に対しても寛容になるでしょう。
心地いい時間が早く流れるように、自分の時間も充実していくでしょう。
今よりずっと物事がうまくいくはずです。
・今回のまとめ
押し付けようとするから、うまくいかなくなるのです。
「思いやり」と「押し付け」は違います。
心の束縛がとれるので、自分の可能性が広がっていくでしょう。
「愛される自分を大胆に意識すること」
そうすれば、不思議なほど、愛されるようになります。
その方法を書いたのが本書です。
愛された後のことを大胆に意識すると、今から魔術的に愛されるようになる、秘密の愛され術
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