こんにちは。上村です。
「田中光顕」(たなかみつあき)という人がいます。
幕末から明治にかけての政治家です。
彼は幕末の頃、「坂本龍馬」「中岡慎太郎」「高杉晋作」というような人物と、活動を共にしました。
田中光顕は、明治以降も活動し続け、長命を保ちました。
亡くなったのは昭和14年。97歳で没しました。
今でもそうですが、当時としては、破格の長命です。
いずれにしても昭和10年代に、坂本龍馬や高杉晋作と活動した人が存命していたなんて、ちょっと驚きですね。
そう考えると、坂本龍馬も、思ったより「最近の人」のような気がします。
さらに、田中自身の声(もちろん実際の声)を録音したテープも残っています。
僕も少しだけ聞いたことがありますが、何か時空を超えたような不思議な気分になりましたね。
ところで、この田中光顕は幕末の時代、「高杉晋作」に弟子入りしたことがあったのです。
高杉晋作といえば、「奇兵隊」を作った人物。
「志のある者は、身分にかかわらず参加していい」
ということになっていた。
高杉は、武士だけに任せても強い組織はできないことを悟った。
そこで、身分を問わずに隊員を募集したのです。
事実上、身分秩序は崩壊したわけですね。
その高杉晋作は、田中光顕にこんなことを言ったらしい。
『困ったということを言うものではない。平生はむろん、難局に処しても、困ったという一言だけは断じ言ってはならない』
なかなか厳しい言葉です。
これには力強いものを感じますね。
日常では、困ったことも頻繁に起きる。
高杉が生きた時代は、常に命が脅かされるような、混乱を極めた時代。
いつも「困ったことの中」に身を置いていたのです。
そんな状況に打ち勝つために、「困った」という言葉を封印したのでしょう。
もちろんこのことは、我々の日常にも言えることです。
自分の日常から、「困った」という言葉を封印してみてはいかがでしょうか。
ナポレオンではありませんが、「世の辞書に‘困った‘という文字はない」と宣言してみてはどうか。
この言葉をなくすだけで、ずいぶん気力が湧いてきます。
恋愛や人間関係、家庭問題、仕事、その他いろいろなことで泥沼に陥っている人は、毎日が「困った」ことの連続でしょう。
しかし、「困った」という言葉を捨て去ってしまえば、どんな事態にも立ち向かっていけるもの。
困ったことの裏には、必ず「自分を発展させる何か」があります。
困ったという言葉を封印することで、その「発展させるもの」を意識することができるのです。
したがって、前向きに対処できるようになるわけですね。
あなたの決意が人生を作っていきます。
・今回のまとめ
「困った」という言葉を、あなたの辞書からなくそう。
「困った」という言葉を捨て去れば、何事も前向きに対処できるもの。
状況は必ずいい方向になっていくでしょう。
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