こんにちは。上村です。
僕は昔、予備校で「進路指導の仕事」をしていたことがあります。
その時、こんなことがありました。
一人の女子生徒が、勉強の相談に来ました。
「頑張っているのに、成績が伸びない」
彼女はすっかりやる気をなくしていたのです。
「受験をやめて、別の進路に進もうかと思っている」と言う。
「別の進路」といっても、具体的に何かあるわけではありません。
もちろん、進路は自分自身が決めること。
どんな選択も、自分が決めたことならいいと思います。
でも、その時は受験間近。
せっかく今まで勉強してきたのですから、受験はするべきではないだろうかと思いました。
いろいろ話をしたのですが、彼女は成績不振で落胆しています。
もしあなたなら、どんな言葉をかけてあげるでしょうか?
彼女はまだ受験を迎えていませんが、結果を見ずして「挫折」していたのです。
別の進路といっても、そんな心境で考えつくはずもありません。
また、別の道に進んだからといって、「受験よりいい」とは限りません。
挫折といえば、「終わり」と思うかもしれない。
でも僕は違うと思うのです。
挫折は、きっと「始まり」です。
「もうダメだ」「もう終わりだ」「先が見えない」と思ったところから、始まるのだと思います。
新たなスタートラインですね。
失望した後は、しばらく我慢していると、えてして希望が湧いてきたりするものです。
失望がきっかけで希望が湧いてくる。
不思議かもしれませんが、そういうことはあります。
得る前に、失うこともあるものです。
壁にぶつかると萎えてしまう人がいます。
でも、結局は壁を乗り越えるしかありません。
そのエネルギーが、「希望」になっていきます。
失望のエネルギーを、「希望のエネルギー」に変えるのです。
不満を、「希望」に変える。
不安を、「勇気」に変える。
不信を、「確信」に変える。
挫折は、そのスタートライン。
だいたい、「壁にぶつからない課題」というものはありませんね。
歩んでいれば、どこかでうまくいかないことに出会います。
人間関係でもそうでしょう。
もっと大きく言って、人生そのものがそうです。
その悩みを、新しい希望に変えていくことで、「本当の自分」に目覚めていきます。
結局、彼女は思い直しました。
どのような結果になろうとも、当初の希望通り、受験することにしたのです。
結果的には、志望校ではなかったのですが、進学することになりました。
もちろん、それで終わりではありません。
今度は、その「新しい道」をいいものにしていくことです。
それは「自分自身」にかかっています。
希望の進路だろうと、そうでなかろうと、それは変わらないのです。
進学だろうと、就職だろうと、その他の道であろうと、全く何も変わりません。
自分に与えられた環境の中で、精一杯自分を高めていくことです。
「希望」はその都度、装いを変えて、いつも自分を鼓舞していってくれることでしょう。
・今回のまとめ
一つの終わりは、一つの始まりに過ぎません。
どんな道を歩もうとも、自分は自分です。
自分に与えられた環境の中で最善を尽くしていけば、必ず道は開けていくでしょう。
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