こんにちは。上村です。
僕が中学生の頃、こんな事を考えたことがありました。
当時は、学校が荒れていた時代。
どのクラスにも、不良っぽい生徒がいました。
教師にもどうかと思う人がいた。
体罰もありました。
今から考えるとよく我慢したものです。
もちろん「自分はちゃんとした生徒だった」などと言っているのではありません。
ただ、周りのそんな雰囲気に嫌気がさしていたのですね。
そこでこんなことを考えました。
「悪い生徒」ばかりを集めて、一つのクラスを作ります。
そのクラスは「不良教師」に担当にさせます。
「ちゃんとした生徒」は、ちゃんとした者同士が集まってクラスを作る。
担当教師は、ちゃんとした人。
そうすれば、どんなに平和な学校が訪れるでしょうか。
と当時は考えたのですが、もちろんこういうわけにはいかないでしょう。
「悪い生徒」と言っても、いい悪いを決め付けることは、一概にできません。
校則を破るのは学校では違反ですが、あくまで学校内での話です。
一歩外に出れば、そんなものは関係がない。
「靴下は三折りにすること」という校則がありましたが、一般的には、言うまでもなく「???」です。(笑)
悪友に先導されて、巻き込まれている人もいるでしょう。
意味不明の校則のように勝手な「正義」を作り上げて、独善的になっている場合もありますね。
「いい生徒」といっても、これまた誰が「いい」を判断するのでしょうか。
「いい」「悪い」を判断する人が、悪い人だったらどうするのか?(笑)
「いい教師」「悪い教師」といっても、時代劇のようなわけにはいきません。
人間誰しも欠点があります。
善悪を決め付けて、誰かを隔離することがあったら問題です。
それに、「よくない生徒にはもっといい教師をつけるべきだ」という理屈だって、成り立ちますからね。
そうはいっても、「悪い雰囲気から抜け出したい」という気持ちは誰にでもあります。
「今の環境は完璧だ」などと思っている人は、あまりいないでしょう。
誰でも現状に不満はあるし、もっといい環境を願うものです。
ところが願えば願うほど、なぜか叶わないことがあります。
「人間関係で苦しみたくない」と思ってるのに、なぜか人間関係の厄介事がいつも起こる。
「恋愛で悩みたくない」と思っても、いつも同じようなことで悩んでしまう。
「楽しく働きたい」と思っても、上司がイヤミばかり言う、みたいなこともあるかもしれません。
穏やかな家庭でありたいと思っても、なぜか問題ばかり起こる。
カールブッセの詩、
『山のあなたの空遠く、幸い住むと人の言う・・・』
みたいな感じですね。
幸せを求めているのに、それは「山のかなた」にあってつかめないのです。
そういった経験を何度もすると、考え方がだんだん変わってきます。
「幸せとは、山のかなたではなく、自分のすぐ近くにあるのではないか」
そう考えるのです。
遠くにあると思っていたのが、意外や意外、近くにある。
近いどころではありません。すぐそばにあるのです。
「自分のすぐそば」とは、要するに「自分の心の中」ですね。
外にあると思っていたのが、中にあったのです。
中にあるものの方が、かえって見えないことがあります。
「遠くの幸せ」はよく見えても、「近くの幸せ」はなかなか見えないものです。
願いが叶わなかったのは、見捨てられたわけではなく、もっと大切なことを気付かせるためだった。
人生の方が、自分よりはるかに自分のことを知っています。
未来の願望ばかりに振り回されてる人は、もう一度「足もと」を見るべきだと考えます。
足もとにこそ、いろいろないいものがあります。
お金は落ちていないかもしれませんが、それよりもはるかに「価値あるもの」が落ちています。
目立たない中にこそ、「自分を光らせる何か」があるのです。
さっきの中学生時代の僕もそうです。
何やら暗黒時代のように書きましたが、もちろんすべてが暗黒ということではありません。
家族の支え
心通い合う友人との出会い
理解ある教師
素朴な友愛
そういったものも、またありました。
むしろ、暗闇が「光」の存在を教えてくれたというわけです。
あなたの人生もきっとそう。
どんな状況であっても、くじける必要はありません。
むしろ暗闇が濃いなら、大きな希望の前触れです。
・今回のまとめ
叶わない願いは、もっと大切なことに気付かせるため。
幸せは、どこか遠くにあるのではなく、「足もと」にあります。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。