2019年9月12日木曜日

叶わない願いは、もっと大切なことに気付かせるため

こんにちは。上村です。


僕が中学生の頃、こんな事を考えたことがありました。


当時は、学校が荒れていた時代。


どのクラスにも、不良っぽい生徒がいました。

教師にもどうかと思う人がいた。


体罰もありました。

今から考えるとよく我慢したものです。


もちろん「自分はちゃんとした生徒だった」などと言っているのではありません。


ただ、周りのそんな雰囲気に嫌気がさしていたのですね。



そこでこんなことを考えました。


「悪い生徒」ばかりを集めて、一つのクラスを作ります。

そのクラスは「不良教師」に担当にさせます。


「ちゃんとした生徒」は、ちゃんとした者同士が集まってクラスを作る。

担当教師は、ちゃんとした人。


そうすれば、どんなに平和な学校が訪れるでしょうか。


と当時は考えたのですが、もちろんこういうわけにはいかないでしょう。


「悪い生徒」と言っても、いい悪いを決め付けることは、一概にできません。


校則を破るのは学校では違反ですが、あくまで学校内での話です。

一歩外に出れば、そんなものは関係がない。


「靴下は三折りにすること」という校則がありましたが、一般的には、言うまでもなく「???」です。(笑)



悪友に先導されて、巻き込まれている人もいるでしょう。


意味不明の校則のように勝手な「正義」を作り上げて、独善的になっている場合もありますね。



「いい生徒」といっても、これまた誰が「いい」を判断するのでしょうか。


「いい」「悪い」を判断する人が、悪い人だったらどうするのか?(笑)



「いい教師」「悪い教師」といっても、時代劇のようなわけにはいきません。


人間誰しも欠点があります。


善悪を決め付けて、誰かを隔離することがあったら問題です。



それに、「よくない生徒にはもっといい教師をつけるべきだ」という理屈だって、成り立ちますからね。



そうはいっても、「悪い雰囲気から抜け出したい」という気持ちは誰にでもあります。


「今の環境は完璧だ」などと思っている人は、あまりいないでしょう。


誰でも現状に不満はあるし、もっといい環境を願うものです。


ところが願えば願うほど、なぜか叶わないことがあります。



「人間関係で苦しみたくない」と思ってるのに、なぜか人間関係の厄介事がいつも起こる。


「恋愛で悩みたくない」と思っても、いつも同じようなことで悩んでしまう。


「楽しく働きたい」と思っても、上司がイヤミばかり言う、みたいなこともあるかもしれません。


穏やかな家庭でありたいと思っても、なぜか問題ばかり起こる。



カールブッセの詩、
『山のあなたの空遠く、幸い住むと人の言う・・・』
みたいな感じですね。


幸せを求めているのに、それは「山のかなた」にあってつかめないのです。


そういった経験を何度もすると、考え方がだんだん変わってきます。


「幸せとは、山のかなたではなく、自分のすぐ近くにあるのではないか」

そう考えるのです。


遠くにあると思っていたのが、意外や意外、近くにある。


近いどころではありません。すぐそばにあるのです。


「自分のすぐそば」とは、要するに「自分の心の中」ですね。


外にあると思っていたのが、中にあったのです。


中にあるものの方が、かえって見えないことがあります。


「遠くの幸せ」はよく見えても、「近くの幸せ」はなかなか見えないものです。



願いが叶わなかったのは、見捨てられたわけではなく、もっと大切なことを気付かせるためだった。


人生の方が、自分よりはるかに自分のことを知っています。



未来の願望ばかりに振り回されてる人は、もう一度「足もと」を見るべきだと考えます。


足もとにこそ、いろいろないいものがあります。


お金は落ちていないかもしれませんが、それよりもはるかに「価値あるもの」が落ちています。


目立たない中にこそ、「自分を光らせる何か」があるのです。



さっきの中学生時代の僕もそうです。


何やら暗黒時代のように書きましたが、もちろんすべてが暗黒ということではありません。



家族の支え
心通い合う友人との出会い
理解ある教師
素朴な友愛

そういったものも、またありました。


むしろ、暗闇が「光」の存在を教えてくれたというわけです。



あなたの人生もきっとそう。


どんな状況であっても、くじける必要はありません。


むしろ暗闇が濃いなら、大きな希望の前触れです。



・今回のまとめ
叶わない願いは、もっと大切なことに気付かせるため。
幸せは、どこか遠くにあるのではなく、「足もと」にあります。





あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。

今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。

本書には、それくらいの大きな力があります。

あなたの「バイブル」にしてください。



あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。

     1.追いかけるのをやめる
     2.「途方もない愛される力」を実践する

今すぐ、「真理」を知ってください。