こんにちは。上村です。
「世の中ぶっそうになった」
と言われることがありますね。
確かに、日常で様々な事件を耳にします。
(治安が悪くなったなあ)
と思うこともあるかもしれない。
でも、本当にそうでしょうか?
統計的に言うと、犯罪の発生率は下がっているそうです。
となれば、
「昔に比べて安全になった」と言っても間違いではありません。
ところが、そんな声はあまり聞こえない。
(犯罪が増えたぞ)と思う。
当事者なら、その人にとっては実体験です。
(こんな目に合うなんて、世の中どうなってるんだ)
と思うでしょう。
ところが、何かの被害を受けたわけでもない人でも、「ぶっそうだな」と思ってしまうのです。
なぜでしょうか?
もちろん、繰り返し事件を「耳にする」からですね。
情報化社会ですから、イヤでも耳に入ってきます。
その度に「事件」に遭遇する。
実体験ではありませんが、疑似体験的です。
「世の中はさらにひどいことになってるぞ」
と思ってしまうのです。
ところで、こういうのは恋愛でもありますね。
「自分はフラれてばかりだ」
と嘆いている人がいます。
でも話を聞いてみると、そんなにいつも失恋しているわけでもない。
第一、日常で恋ばかりしているわけでもありません。
「フラれてばかり」というのは、明らかに言い過ぎです。
では、なぜその人はいつもフラれているような気になるのでしょうか?
その人もまた「疑似体験」を繰り返しています。
フラれた経験をいつも思い出す。
それだけショックだったのでしょう。
何度も思い返しているうちに、「何度もフラれているような気分」になってしまう。
自然に疎遠になった相手に対してまで、失恋感覚になっている。
恋愛は一つの例ですが、悪い思い出ばかりに浸っていると、気持ちが暗くなって当然です。
過去のことばかりあれこれ考え、過去にすがっていると、どうしても後ろ向きになります。
いいことを思い出すならいいのですが、えてしてよくないことを思い出してしまう。
そのことが、「今」をうまくいかなくしてしまうのです。
「過去と交際するのはやめて、今と交際しよう」
僕は強くそう思います。
例えば、こんなことを考えてみてくださいね。
失恋した人が、何年経っても引きずっているとします。
「何年前の話なんだ」と言われる。
しかしです。
その人にとっては、昔の出来事ではないのです。
「現在のこと」になっています。
意識の上ですが、今起こったことです。
これは本人にとって辛い。
たとえ気持ちの上でも、昔の失恋を今でも連日経験しているとしたら、どうなるでしょうか?
過去を「過去として」認められなくなっているのです。
過去というのは、数年前であろうと、昨日であろうと、
過去は過去です。
昔を見つめて悩んでいるくらいなら、忘れてしまった方がいいのは当然です。
もちろんそう簡単にはいかないでしょう。
ショックが大きければ、なおさらです。
でも「忘れる」というのは、「記憶から消し去る」という意味ではありません。
「新しい経験をしていくことで、過去が洗い流されていく」
ということだと思います。
「次第にこだわらなくなっていく」ということですね。
記憶には残っていても、気にならなくなるのです。
過去の「悪い洗脳」は解くべき。
すると、今の状況がもっと良くなっていきます。
これは、人に接する時にも言えることです。
相手の過去を、しつこく気にする必要はありません。
誰もが今を生き、未来に向かっています。
その歩みに素直になることです。
歩むべき道は、後ろの方向ではありません。
「前」にあります。
・今回のまとめ
過去にすがっていると、今がうまくいかなくなるものです。
誰もが今を生き、未来に向かっています。
その歩みに素直になることです。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。