こんにちは。上村です。
かつての職場勤務時代のお話です。
僕は、アルバイトを使ったことがあります。
ビラ配布のバイトですね。
よく、道でティッシュを配っている人がいますが、あんな感じ。
ノルマの設定はなく、いってみれば「気楽なバイト」です。
「じゃあ、頑張って配ってきてください」
と僕はバイトの皆さんに言いました。
すると、その中の一人が「浮かない顔」をしていたのです。
「どうしたの?」と聞くと、心配事があるらしい。
「もしビラを受け取ってもらえなかったら、どうしたらいいのでしょうか?」
「次に通る人に渡せばいいよ」
「その人にも受け取ってもらえなかったら?」
「・・・」
ビラを配るだけですし、ノルマも何もありません。
受け取ってもらえなくても、たいした話ではありませんね。
でも、確かに彼の気持ちはわかるのです。
彼は、「拒否されること」が怖かったのですね。
渡そうとしても、多くの人に拒否されるはず。
それを恐れていました。
しかし、その恐怖はいかに根拠のないものであるかがわかります。
ビラ配布をして、受け取り拒否されるなど、当然ですね。
通行人に受け取り義務はありません。
配る自由があるなら、もらわない自由があります。
その前提で配布をするのですから、そんなことを気にしていたら何もできない。
もちろん、彼の不安はよくわかるのです。
自分が望んだことをすべて相手が承諾してくれるなら、楽しいでしょう。
しかし現実にそんなことはありえません。
彼は拒否されることを恐れていたのですが、では彼自身について考えてみましょう。
例え話ですが、もし彼が「好きでない異性」から告白されたとしたらどうするでしょうか?
断るでしょう。
断り方はいろいろあっても、拒否に替わりはありません。
自分自身も、日常で様々なことを拒否しています。
そうしなければいけないから、そうしています。
自分がそうなら、相手もそう。
相手にも拒否する権利はあるし、それはお互い様です。
自宅に訪問販売がくることがあるかもしれませんが、あれなんかもそうですね。
拒否しないと、相手はどんどん迫ってきます。
中途半端に「今は忙しいので」などと言えば、「ではまた改めて」と言われてしまう。
「お断りします」とハッキリ言わねばなりません。
自分はハッキリものが言えないタイプとか、そういうこととは無関係です。
冷静に考えれば、断ることや断られることは普通であり、何も怖くないことがわかります。
これは単なる一例ですが、怖がらなくていいことを怖がっている人は実に多いのです。
無用な恐怖心で、恋愛や人間関係を悪化させている人もいます。
例えば、別れることを恐れて、いつもビクビクしているような人ですね。
「好きな人の愛想が悪かったのは、自分に対して関心が薄れたからか」
など、いつも細かいことを気にしている。
これでは、相手にとっても、落ち着いた付き合い方ができなくなってしまうでしょう。
別れを恐れると、どんどん相手が遠ざかっていくことがあります。
恐怖心で人と付き合っても、長続きしないからです。
別れを恐れるのではなく、「出会った喜び」で付き合うべきです。
誰でもきっと、好きな人をポジティブな気持ちにしたいと思っているでしょう。
だったら、まず自分がその気持ちになる必要があります。
いいと思うことは、まず自分から始めていくことが大切です。
もちろんこれは恋愛だけではなく、すべての関係において大切なことです。
・今回のまとめ
恐れを動機にするのではなく、喜びを動機にすること。
あなたの心の態度が、今の状況を作っていきます。
自分に訪れてほしい環境を、まず自分の中に作り出すことが大切です。
「愛される自分を大胆に意識すること」
そうすれば、不思議なほど、愛されるようになります。
その方法を書いたのが本書です。
愛された後のことを大胆に意識すると、今から魔術的に愛されるようになる、秘密の愛され術
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。