2020年3月6日金曜日

相手の心を読まない読心術

こんにちは。上村です。


突然ですが、こんなことを考えてみてくださいね。


あなたは、「ある不思議な道具」を手にいれます。


「相手の気持ちを読み取る道具」です。

(ファンタジックなのをお許しください)


それを使えば、一目瞭然、相手の心が読めてしまうのです。


あなたはさっそく、大好きな異性にその道具を使ってみる。

すると、どんどん相手の気持ちがわかってきました。



(自分のことをどう思っているのだろう)

と調べてみると・・・


あなたのことが、まったく眼中にないのです。

全然意識していない。



もしそうだったら、あなたはどう思うでしょうか?

ショックですよね。


すると、関係がますます冷え切っていくかもしれない。


ショックを抱きながら相手と親しくなることはできませんからね。


つまり、余計な気持ちを知ったがために、あなたの行動に大きな支障ができたのです。



もちろん、逆の場合もあるでしょう。


「相手があなたのことを好きだとわかった場合」ですね。


これは嬉しいです。ハッピーです。


しかし便利な道具を手に入れた以上、相手の愛のバロメーターもわかってしまう。


前は自分のことを愛してくれていたのに、しばらく経って道具を使ってみると、愛の数値が下がっていたりとか。


結局、不安は変わらず、いやむしろますます高まってしまうのです。



つまり、「相手の気持ちがわかれば、恋愛や人間関係がうまくいく」というのは、必ずしもそうではない。


「相手の気持ちがわからない」と嘆く必要はありません。


わからなくてもいい。



こういう考え方って、常識から言えば、真逆のことを言っているようですね。


でも、これにはもっと深い意味があるのです。



例えば、好きな人の「過去の異性関係」を知ったとしましょう。


その時点で、心穏やかに接することができなくなるかもしれません。


過去に大恋愛をした可能性もあるかもしれませんからね。


そんなことで嫉妬はしないかもしれませんが、
でも気分は良くないでしょう。


しかし、別に相手の過去などどうでもいいのです。


大切なのは今です。

知るべきことは他にたくさんあります。



いずれにしても、相手が自分をどう思っているかなんて、考えてもよくわかりませんね。


わからないことは「わからない」と素直に認めて、無駄な抵抗はやめることです。


すると不思議ですが、かえって相手の心情がつかめたりします。


素直に相手を見ることができたからですね。


詮索をやめて、素朴な思いやりを取り戻したからです。


自分が欲求だらけになっていては、どうしたって相手の気持ちを素直につかむことはできません。


「自分がどう思われているか」というフィルターを通して見ると、相手の気持ちを誤解してしまうもの。


それが、ますます関係を疎遠にしていくわけです。



「好きでもない人から好かれたりする」ことって、恋愛にはよくあるかもしれない。


それは以上にようなことを考えれば、理解できますね。


もちろん恋愛ですから、相手に夢中になってもいい。


でも、同時に冷静な目(第三者的視点)が必要なのです。



いかがでしょうか。


これが、心を読まない読心術の極意です。



・今回のまとめ
むやみな詮索はやめて、素直な気持ちになってみる。
すると、自然に相手に寄り添うことができます。
これが本当の「読心術」です。





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