こんにちは。上村です。
僕は若い頃、「不思議な経験」をしました。
僕が話すと、相手が怒るという。(笑)
そういうことが、実に度々あったのです。
いったい、その時の僕に、何があったのか?
つまりこういうことですね。
僕は周囲に対して、過剰な恐怖心を抱いていたのです。
その恐怖心は、たぶんに「怒りの要素」を持っていました。
「僕をこんなにビクビクさせて、あなたたちはケシカラン」
と思っていたわけです。
それが相手に伝わって、相手を怒らせてしまった。
これが真相と思われます。
では、僕はどうすればよかったのでしょうか?
簡単です。
「普通」にしていればよかったのです。
恐怖心は、被害妄想といっていい。
集団の横を通り過ぎる。
するとその集団がクスクス笑い出す。
(自分のことを笑っているのか)と思うのは、被害妄想ですね。
もし万が一、本当に笑われていたとしても、別にたいしたことではありません。
自分だって、ひょっとしたら他人のことを笑うこともあるかもしれないし、お互い様です。
過剰防衛になっている人ほど、自分が攻撃をしていることには気がつかないもの。
例えば、こんなことを考えてみてください。
海外旅行へ行ったとしましょう。
現地でタクシーに乗りました。
ところが、「運転手の態度が悪い」のです。
気分を害します。
帰国して思い出し、「あの国の人間は不親切」と思う。
これは明らかに、「偏見の一種」ですね。
たまたま不親切な人に遭遇しただけです。
不親切な人など、どこの国にでもいます。
態度の悪い運転手も、どんな国にもいるでしょう。
一人の態度が悪いからといって、その国全体が悪いと考えるのは、明らかに感情の飛躍です。
恐怖心にしても怒りにしても、この「飛躍」があるのです。
一つの感情を、実態より大きくしてしまうのです。
感情は周囲に伝わっていくものです。
歪んだ思いは、他人の歪んだ部分を刺激するもの。
ここで、大切なことがわかります。
相手の態度は、「自分の鏡」のような側面があります。
相手を怒らせたければ、こちらも怒ればいいわけです。
怒りは伝染しますから、自分の態度が相手の態度に反映する。
同じように、相手を穏やかにするには、自分がまず穏やかになればいい。
調和を愛する人の周りには、「調和を愛する人」が集まります。
「いいもの」をお互いが共有していくことです。
考えてみれば、簡単なことですね。
でも、簡単だからこそ、かえってそれを忘れてしまうことも多いのです。
・今回のまとめ
いいものを発信し、受信していく。
それが「いい関係」です。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。