2019年6月24日月曜日

思い通りにいかない時こそ、望むものよりも「はるかにいいもの」が近づいている

こんにちは。上村です。


「整理」で、「捨てる技術」というのがあるそうですね。


「いらないモノは思い切って捨てる」
ということ。


「いつか使うかもしれない」と思ったら、何も捨てることができません。

結局片付かないのです。


確かに整理の苦手な人は、
「モノを捨てることができない」
という傾向があるかもしれませんね。


かく言う僕自身も昔はそうでした。


仕事で、書類を机の上に重ねてしまう。

いざという時に必要な書類が見つからなくて、慌てる。


「しっかり整理しろよ」
と同僚に言われて恥ずかしい思いをしたものです。


整理が苦手な上に、「いらないモノを捨てること」もできなかったのです。


これでは机の上が散らかって当然。
仕事にも支障をきたします。


さすがに反省して、
それ以降は比較的片づけられるようになりました。


モノをなくすことも減っていきました。

やればできる。(笑)


それはともかく、
「いらないモノは捨てる」というのは、整理術では確かに大切でしょう。


しかし不思議なものです。


「いらないモノは捨てる」という整理術に対抗?して、
今度は「別の意見」が出てきます。


「むやみに捨ててはいけない」
と。


思わず捨ててしまって後でそれが必要になり、
「また同じモノを買ってしまう」ようなこともありますね。


「捨てる意識より、整理の意識」
という意見です。


確かに、これも正しい意見。


しかしそうなると、さっきの「いらないモノは捨てる」というのはどうなってしまうのか?


モノが捨てられない人は、ますます捨てられなくなります。


「捨てるべきか、捨てざるべきか、それが問題だ」
まるでハムレットみたいな心境になります。


そしてますます、片付かなくなっていく。

(以上、完)



・・・というわけにはいきません。



片付けに、終わりはないのです。

「いったいどうすればいいのか?」と考えますね。


いらないモノは思い切って捨てたほうがいいのか?
むやみに捨てずに、整理を重視すべきなのか?

あなたなら、いかかでしょうか?


しかしよく考えてみると、二者択一の問題でもないですね。

どちらの意見も正しいのです。

不用品を捨てることもそうですし、
整理もしっかりするということです。


おもしろくない意見で恐縮です。(笑)


でも、「片付け」の心がけを持てば、自然にそうなっていくはずですね。


そうはいっても、どちらかに決めてもらわないと、
どうしていいかわからなくなるかもしれない。


真面目な人ほど、「どちらかに決めてくれ」と思うもの。


しかし、杓子定規ではなく、もっと「柔軟」に考える必要があります。


もちろん、
「柔軟に考えた末、部屋は汚いままにしておく」
というのでは困りますね。


言うまでもなく、「柔軟」とはもっと「建設的な意味」です。



さて、同じようなことが、恋愛や人間関係にもありますよ。


例えば失恋した人がいるとしましょう。


別れた相手のことが、いつまでも忘れられない。

「早く忘れたい」と思っているのに、どうしてもできないのです。


踏ん切りをつけることができないのです。
新たな一歩を踏み出せないのです。


ではいったいどうすればいいのでしょうか?


「忘れたい」と思っても、そう簡単にはいかないのもわかります。

一度本気で好きになった人を、そう簡単に忘れられないかもしれない。


しかし、「時間は過去には戻らない」ことも事実。
自分の気持ちはどうであれ、未来はどんどんやってきます。


忘れられないなら、無理して忘れる必要もないでしょう。
「記憶からなくす」というわけにもいきません。


しかし、前を向けば「新しい未来」があります。


そこに目を向ける必要があります。


新しい経験をどんどんしていくことで、
だんだん過去にこだわらなくなっていく。

「過去の体験を未来に生かそう」という思いになる。


それが「過去を忘れる」の本当の意味です。


思い出は、机の上の整理と違って、簡単に捨てられないこともあります。

特に辛い経験ほど、心に焼きついているものでしょう。


しかし、その経験もその時は辛くても、決して無駄な経験ではなかったのです。

無駄どころか、自分にとって「かけがえのない大切な経験」です。


辛いことからしか学べないこともあります。


もちろん、その時点ではそんな心境にはなれないかもしれません。


時間が経って、未来になって、初めてそのことに気付く。

柔軟になって、初めて「思い出の整理と片付け」ができるのです。


もちろん、「失恋」は単なる例として書いただけです。


すべての経験がそうですよ。

一時的な状況で、すべてを判断することはできません。


むしろ、「停滞」が「次への大きなステップ」になっていくことが多い。

自分の人生を振り返れば、きっとそんなことがあったはず。


大切なことは、それなりの時間がかかるものです。


心をガチガチに縛るのではなく、もっと「柔軟」にしていくこと。


そうすれば、あらゆることの中から、
「いいこと」「役立つこと」を発見できるもの。


むしろそれは、自分にとって一見不都合なことの中から多く見つかるものです。


きっと「よき未来」が少しずつ訪れていくことでしょう。



・今回のまとめ
大切なのは、一時的なことではなく、長期的なこと。
「停滞」は「次への大きなステップ」です。
心を柔軟にしていけば、「よき未来」が少しずつ訪れてくるでしょう。





あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。

今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。

本書には、それくらいの大きな力があります。

あなたの「バイブル」にしてください。



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     1.追いかけるのをやめる
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今すぐ、「真理」を知ってください。