こんにちは。上村です。
「整理」で、「捨てる技術」というのがあるそうですね。
「いらないモノは思い切って捨てる」
ということ。
「いつか使うかもしれない」と思ったら、何も捨てることができません。
結局片付かないのです。
確かに整理の苦手な人は、
「モノを捨てることができない」
という傾向があるかもしれませんね。
かく言う僕自身も昔はそうでした。
仕事で、書類を机の上に重ねてしまう。
いざという時に必要な書類が見つからなくて、慌てる。
「しっかり整理しろよ」
と同僚に言われて恥ずかしい思いをしたものです。
整理が苦手な上に、「いらないモノを捨てること」もできなかったのです。
これでは机の上が散らかって当然。
仕事にも支障をきたします。
さすがに反省して、
それ以降は比較的片づけられるようになりました。
モノをなくすことも減っていきました。
やればできる。(笑)
それはともかく、
「いらないモノは捨てる」というのは、整理術では確かに大切でしょう。
しかし不思議なものです。
「いらないモノは捨てる」という整理術に対抗?して、
今度は「別の意見」が出てきます。
「むやみに捨ててはいけない」
と。
思わず捨ててしまって後でそれが必要になり、
「また同じモノを買ってしまう」ようなこともありますね。
「捨てる意識より、整理の意識」
という意見です。
確かに、これも正しい意見。
しかしそうなると、さっきの「いらないモノは捨てる」というのはどうなってしまうのか?
モノが捨てられない人は、ますます捨てられなくなります。
「捨てるべきか、捨てざるべきか、それが問題だ」
まるでハムレットみたいな心境になります。
そしてますます、片付かなくなっていく。
(以上、完)
・・・というわけにはいきません。
片付けに、終わりはないのです。
「いったいどうすればいいのか?」と考えますね。
いらないモノは思い切って捨てたほうがいいのか?
むやみに捨てずに、整理を重視すべきなのか?
あなたなら、いかかでしょうか?
しかしよく考えてみると、二者択一の問題でもないですね。
どちらの意見も正しいのです。
不用品を捨てることもそうですし、
整理もしっかりするということです。
おもしろくない意見で恐縮です。(笑)
でも、「片付け」の心がけを持てば、自然にそうなっていくはずですね。
そうはいっても、どちらかに決めてもらわないと、
どうしていいかわからなくなるかもしれない。
真面目な人ほど、「どちらかに決めてくれ」と思うもの。
しかし、杓子定規ではなく、もっと「柔軟」に考える必要があります。
もちろん、
「柔軟に考えた末、部屋は汚いままにしておく」
というのでは困りますね。
言うまでもなく、「柔軟」とはもっと「建設的な意味」です。
さて、同じようなことが、恋愛や人間関係にもありますよ。
例えば失恋した人がいるとしましょう。
別れた相手のことが、いつまでも忘れられない。
「早く忘れたい」と思っているのに、どうしてもできないのです。
踏ん切りをつけることができないのです。
新たな一歩を踏み出せないのです。
ではいったいどうすればいいのでしょうか?
「忘れたい」と思っても、そう簡単にはいかないのもわかります。
一度本気で好きになった人を、そう簡単に忘れられないかもしれない。
しかし、「時間は過去には戻らない」ことも事実。
自分の気持ちはどうであれ、未来はどんどんやってきます。
忘れられないなら、無理して忘れる必要もないでしょう。
「記憶からなくす」というわけにもいきません。
しかし、前を向けば「新しい未来」があります。
そこに目を向ける必要があります。
新しい経験をどんどんしていくことで、
だんだん過去にこだわらなくなっていく。
「過去の体験を未来に生かそう」という思いになる。
それが「過去を忘れる」の本当の意味です。
思い出は、机の上の整理と違って、簡単に捨てられないこともあります。
特に辛い経験ほど、心に焼きついているものでしょう。
しかし、その経験もその時は辛くても、決して無駄な経験ではなかったのです。
無駄どころか、自分にとって「かけがえのない大切な経験」です。
辛いことからしか学べないこともあります。
もちろん、その時点ではそんな心境にはなれないかもしれません。
時間が経って、未来になって、初めてそのことに気付く。
柔軟になって、初めて「思い出の整理と片付け」ができるのです。
もちろん、「失恋」は単なる例として書いただけです。
すべての経験がそうですよ。
一時的な状況で、すべてを判断することはできません。
むしろ、「停滞」が「次への大きなステップ」になっていくことが多い。
自分の人生を振り返れば、きっとそんなことがあったはず。
大切なことは、それなりの時間がかかるものです。
心をガチガチに縛るのではなく、もっと「柔軟」にしていくこと。
そうすれば、あらゆることの中から、
「いいこと」「役立つこと」を発見できるもの。
むしろそれは、自分にとって一見不都合なことの中から多く見つかるものです。
きっと「よき未来」が少しずつ訪れていくことでしょう。
・今回のまとめ
大切なのは、一時的なことではなく、長期的なこと。
「停滞」は「次への大きなステップ」です。
心を柔軟にしていけば、「よき未来」が少しずつ訪れてくるでしょう。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。