2019年6月6日木曜日

恋愛がややこしいのではなく、自分がややこしくなっている話

こんにちは。上村です。


江戸時代は、「和算(数学)」が、庶民の娯楽だったそうですね。


今みたいに、テレビや雑誌があるわけではない。
娯楽など、限られた時代です。


だから数学は、庶民にとって楽しみの一つだったのですね。


「何して遊ぶ?」
「三角形の面積でも計算してみるか」
「どちらが早いか勝負しよう」


なんて会話がかわされていたかどうか知りませんが(笑)、
まあ、似たような感じだったかもしれません。


僕も学生の頃、こんな感覚で数学をやっていたら、もっと成績もよかったかもしれない。


でも残念ながら、そう思えなかったのです。


「勉強」という意識が働いたからです。
純粋に楽しむ気持ちにはなれなかったのです。


もちろん、数学が好きな人は限りなく楽しみながら勉強できるでしょう。


でも、「娯楽」とまでは思えない。


「受験にとって必要」となったら、
点数とか偏差値とか、そんなことが気になるのです。


その点、江戸時代は庶民にそんな考えはない。


「頑張って勉強して、東大でも入るか」
と言っても東大なんかない。(笑)


あくまで数学は、「娯楽」だったのです。


何かの目的のためにやっている人はごく少数。

大多数は、単なる「遊び」だったのですね。


カラオケに行ったり、ボーリングを楽しんだりするのと同じ感覚。


「歌手」になりたいからカラオケに行くとか、
「プロボーラー」を目指してボーリンク場に行くとか、
そんな人はごく稀でしょう。


楽しいからしているだけですね。
「趣味」とは本来そういうもの。


でも、趣味に「実益」がからんでくるとややこしくなります。


趣味が「目的を達成するためのもの」になると、心から楽しめないこともあります。


カラオケで、歌の点数が出ても、それは盛り上げるための一つの手段。


ところが、「80点以下は居残り」とか言われたら、
行きたくなくなるでしょう。


そうなったら僕なんか、永久にカラオケ店から出られません。


つまり、損得や競争ではなく、
「純粋な気持ち」をもっと大切にすべきなのです。



こういうのは、恋愛や人間関係にも言えます。


もちろん、遊びで恋愛をしろなどと言っているのではありません。

恋愛は趣味ではありません。


ただ、「気持ちをもっと楽にしてあげよう」という意味なのです。


恋愛にしても、人間関係にしても、
うまくいかなくなると、素朴な気持ちから遠ざかります。


明るい気持ちが持てなくなってしまう。


だからますます、暗闇から抜け出せなくなるのです。


元来、相手といることが充実して楽しいからこそ、
恋愛も人間関係も進展していくのでしょう。


「会わなければいけない」
「恋人にならなければならない」

などと考えていたら、肩に力が入って、かえって自然の流れに逆行してしまいます。


自分で勝手に物事をややこしくしてはいけない。


もっと、自分の「素朴な気持ち」を大切にすべきです。


それがきっと、自分の気持ちを楽にし、相手の気持ちを楽にしていくでしょう。



・今回のまとめ
物事をややこしくしているのは、えてして自分自身。
「素朴な気持ち」を大切にすることです。
そうすれば、自分を自然に発揮していくことができます。





あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。

今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。

本書には、それくらいの大きな力があります。

あなたの「バイブル」にしてください。



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