こんにちは。上村です。
僕が、小学校の頃のお話です。
クラスで、こんな「行事」がありました。
月曜日の朝の時間。
生徒それぞれ、
クラスメート全員の前で「スピーチ」をするのです。
「昨日(日曜日)、何をしたか」
「昨日あった出来事」
について語ります。
交代制で行われました。
つまり、全員にその「役目」が回ってくるのです。
僕は、自分の番が回ってくることが、大変恐怖でした。
「クラスメート全員の前で話す」という緊張感。
それに加え、もっと辛いことがあります。
「日曜日の出来事を話す」といっても、
そんな劇的なことがあるわけではありません。
僕の場合、日曜日は、基本的に家にいました。
家の中にいて、
そんなドラマチックな出来事が起こるものではありません。
他のクラスメートも、大なり小なり、そんな感じだったのです。
クラスメートの一人が、先生に苦情を言ったことがあります。
「昨日あったことを話せと言われても、何もないので話せません」
と。
でも、先生は納得しません。
「何かあっただろう。そのあったこと話せばいい」
と言う。
(だから何もないんだって)
と僕はクラスメートに共感した。
何もないから、話せないのです。
しかし議論してもはじまらないので、その生徒は引き下がった。
結局その行事は、ずっと続きました。
僕は、自分がスピーチする番の時にとても困りました。
何も話すことがないのです。
「昨日したことを思い出そう」としても、なかなか思い出せない。
当然ですが、おもしろい話もありません。
そこで少しごまかして、
昨日のことではなく、
「ちょっと前の出来事」の話をしました。
「昨日あったことを話す」という趣旨に反します。
でもまあいいでしょう。
しょせんたいした行事ではありません。(笑)
「昨日は百貨店に行きました」
そんな話をしたのです。
百貨店に行ったのはかなり前ですが、まあいい。
おもしろい話ではありませんが、
それなりにクラスメートは聞いてくれました。
話し終わった後、
内容に関して、
他のクラスメートから質問みたいなものがあるのです。
他の生徒が手を挙げて、僕にこんな質問をしました。
「百貨店とは、どこの百貨店?」
「人は多かったの?」
もちろん、どこの百貨店に行こうが、混んでいようが、どっちでもいいことです。
質問した生徒も、したくてしているのではなく、
教師が「どんどん質問しなさい」と言うので、適当に聞いたのでしょう。
いずれにしても、昨日あったことを話せと言われたら、多くの人は困ると思います。
毎日、似たような日々を送っている人がほとんどでしょう。
しかし、その平凡な、何でもない一日こそが、未来に重要な役割を果たしているのです。
他人に言えるような話はなくても、そんなのは関係ありません。
その一日は「意味ある一日」です。
むしろ、平凡だからこそ、普通だからこそ、普段の日だからこそ、「大切な日」なのです。
話ネタにならないような日が、大切な日。
何でもない一日こそが、未来の自分を作っているのです。
無駄な日などありません。
・今回のまとめ
平凡な日、普通の日、何も変わらない日が、最も「大切な日」です。
そこに最善を尽くすことです。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。