こんにちは。上村です。
僕の「昔話」をお聞きください。
職場で、ある部署にいたのですが、そこは結構のんびりムード。
後輩も何人か入ってきて、仕事が僕に集中してきたことがありました。
僕だけ、残業が多くなったのです。
同じ部署の同僚は、僕が期待するほど、動いてくれません。
だんだん、それを不満に感じるようになりました。
「自分だけしんどい思いをしている」
と被害妄想的になってきたのです。
ところがです。
ある時、状況が変わりました。
「部署替え」があったのです。
僕は、のんびりムードの部署から一転、「忙しい部署」に配属されました。
その部署は、各自が仕事を多く抱え、忙しそうです。
みんな一生懸命仕事をしているのですから、僕にしてみれば、前のような不満はなくなるはず。
ところが、なぜか僕は、やる気をなくしていったのです。
仕事への思いが失せてきました。
なぜでしょうか?
本来なら、雰囲気も変わったし、ますます張り切って仕事できる環境のはず。
でも、それと反比例するように、以前に持っていた使命感のようなものが薄れていったのです。
その時の僕は、こういう心境だったのですね。
以前の僕は、不満を持ちつつも、「自分がこの部署を支えている」という、自負心みたいなものがありました。
実際、前の部署では、幸か不幸か、仕事は僕を中心に回っていました。(別に仕事ができたわけではありません。単なるタイミングです)
でも、部署替え後は、僕は「その他大勢の一人」になったのです。
みんな懸命に仕事をしています。
また新しい部署で勝手もわからず、戸惑いもありました。
『自分が、いつまでも仕事の中心でいたい』
という思いが叶わなくなってきたのです。
それが、僕からやる気を奪った原因ですね。
人間の気持ちには、複雑なものもあります。
「こうなれば幸せになるだろう」と思い、実際その通りになっても、また新しい不満が出てくることがあります。
実は「前の方がよかった」などと思うこともあるでしょう。
しかし、そういった経験も大切であると僕は思います。
もし僕が、ずっと同じ部署で、自分中心に仕事が回っていたら、「視野の狭い人間」になっていたに違いありません。
だいたい仕事など、一人でできるものではありません。
人との協力があって、初めてできます。
考えてみれば、前の部署にいた時の僕は、実に思い上がっていたのです。
一人で仕事を抱え込み、人に渡さず、しかも他人が思い通りに動いてくれないと不満に思っていた。
いろいろな人の世話になりながら、まるで自分だけがやっているかのように錯覚していたのです。
部署替えは、そんな僕の思い上がりに「一撃を加えてくれた」というわけです。
当時は辛かったのですが、今では良かった経験の一つです。
我々は、表面的に見て、「あの人は幸せだ」「あの環境は理想だ」と思うことがあります。
でも実際は、その人にしかわからない困難があるものです。
理想の環境に見えていても、実際そうなったら、理想ではない部分もたくさんあることに気付くでしょう。
人を羨ましがったり、ましてや嫉妬する必要など、全くありません。
物事の本質をとらえたら、嫉妬がいかに「意味のないこと」であるかわかります。
それよりも、自分に与えられた環境を受け入れ、そこで最善を尽くすことが大切です。
「青い鳥」はどこか遠くにあるのではなく、「自分の心の中」に発見するものです。
・今回のまとめ
その人にしかわからない困難があります。
人を羨ましがったり、嫉妬する必要など、全くありません。
「青い鳥」は遠くにあるのではなく、「自分の心の中」に発見するものです。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。