こんにちは。上村です。
今回は、「人間の気持ち」について考えてみたいのです。
と言っても、難しい話ではありません。(僕に難しい話はできません)
例えば、「恥をかくのはイヤ」「怒鳴られるのはイヤ」というのは、誰でもそうですね。
当然ですね。
怒鳴られて、嬉しい人はいません。
恥をかいて、楽しいという人もいません。
なので例えば、しっかりした上司になると、人前で部下を怒鳴ったりは決してしないでしょう。
なぜなら、周りに人がいるからです。
「恥をかく」というのがどれほど辛いことか、よくわかっているからです。
本当に注意すべきことがあれば、当の部下を呼んで個人的に注意する。
注意されるのはイヤでも、誰かに見られているわけではないので、部下はまだ気持ちは楽でしょう。
もちろん、あまりにこっそり過ぎると、かえって陰湿に感じてしまうこともあるかもしれません。
その兼ね合いは、考えないといけない。
しかしいずれにしても、人前で誰かを厳しく叱ったり、怒鳴りつけるようなことは、決してしてはいけない。
一時的な感情に任せてそんなことをすれば、相手も傷つくし、結局自分自身も傷つきます。
あるいは学校でも、そうでしょう。
学校の方が、そういうことが多いかもしれませんね。
教師が、クラス全員の前で、一人の生徒を名指しで怒鳴る。
僕が学生時代に、そんな場面を何度も見ました。
僕自身もされたことがあります。
クラスメートの前で、教師に叩かれたこともある。
その時の恥ずかしさ、辛さといったら、今でも覚えています。
多くの人の前で、恥をかかせるような行為は、いけません。
人間心理を考えれば、当然です。
「人間心理」といっても、大げさものではありません。
誰でも持つ、「当たり前の気持ち」ですね。
「恥をかきたくない」というのは、誰でもそう。
ところが、どういうわけか、「当たり前の気持ち」を無視してしまうことがあります。
見当外れのことで、相手のことを「ああだこうだ」と考えている場合があるのです。
ややこしく考え過ぎて、素朴な気持ちを忘れてしまうこともあります。
日々様々なことに気をとられていると、こんな簡単なことを忘れてしまうのです。
わかっていながら、節操のないことをしてしまうこともあります。
「パワハラ」や「セクハラ」めいたことをする人もそうですね。
当たり前ですが、パワハラやセクハラをされて、嬉しい人はいません。
なのに、相手がイヤがることをしてしまうのです。
なぜか?
自分の感情に振り回されて、「素朴な人間の気持ち」を忘れてしまったからです。
そういう人は、やがて自分も、大変困った状況に追い込まれていくでしょう。
パワハラやセクハラをする人は、法律で裁かれるまでもなく、やがて自然に、自分の行為に対して責任をとらされる日がきっときます。
他人はともかく、「自分がそんなことをしないこと」が大切です。
「人の振り見て我が振り直せ」は、普遍的真理。
仕事でもあるでしょう。
行き過ぎた「売上至上主義」が、粗悪な労働環境を作っていきます。
その結果、かえって顧客の信頼を失って、売り上げどころか、会社の存亡が危うくなることもあります。
例えば、さっきの学校の先生によくあるかもしれませんが、毎日生徒を叱っていると、「叱る」ということに不感症になることがあります。
もちろん、教師ですから、生徒を注意する時もあるでしょう。
ただ、別に叱りつけなくてもそれはできることです。
毎日義務のごとく叱っているのは、それは教育でも何でもなく、ただ単に感情を発散しているに過ぎません。
第一、自分のことを省みたら、そんなにいつも相手のことを叱れるものではありませんね。
いずれにしても、もっと「原点」に帰ろうではありませんか。
「原点回帰」ですね。
「素朴な気持ちを思い出すこと」です。
自分が恥をかくのが嫌なら、相手だって同じです。
自分がしつこくされて嫌なら、相手だってそうです。
これは価値観の違いなどではなく、誰もが持つ素朴な気持ちです。
「好きなあの人の気持ちがつかめない」
と悩んでいる人がいるといましょう。
悩みを解決するために、「特殊なこと」をしようとする。
しつこくしたり、自分を大きく見せようとします。
でも、そんなことをしても意味がありません。
相手は、息苦しくなって逃げていくでしょう。
もっと「原点」を見つめることです。
「素朴な気持ち」を思い出すことです。
それが、「思いやり」だと考えます。
・今回のまとめ
姑息なことをしていると、ますます行き詰っていくものです。
「素朴な気持ち」を思い出すことが大切です。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。