2019年7月20日土曜日

「人は失敗するもの」ということを知れば、もっと寛容になっていくという話

こんにちは。上村です。


かつて僕は、「大学受験予備校」に勤務していました。


ある日のことです。

僕は「模擬試験の監督」をしました。


教室に問題冊子を持っていきます。

すると問題冊子が足りなかったのです。

数え間違えたのでしょうか。


当時は生徒数も多く、
その教室に100人以上の生徒がいました。


試験はまさに始まろうとしている。


慌てて僕は足りない分を補充しに、事務室に戻りました。


ところがです。

事務室には、その問題冊子が、全くなかったのです。


他の教室の試験監督が、少し余分に持っていたのでしょう。


一人が少しでも、
試験監督はたくさんいますから、
その分問題冊子は減ります。


余りが「全然なかった」のですね。

ピンチです。


当時僕はまだ若く、模試監督にも慣れていなかった。


教室では、生徒が待っています。


「いつになったら試験が始まるんだ」
と思っているかもしれない。

「今日の試験監督、段取り悪いな」
と思っているかもしれない。(笑)


そう考えると、余計に焦ります。


実際のところ、生徒は別に何とも思っていなかったでしょう。

自分が焦ると、なぜか他人も焦っているような気になるものです。(笑)


いずれにしても、僕の教室だけ、試験開始ができません。


「問題用紙を持っている生徒だけ、先に開始したら?」
と思われるかもしれません。


しかし、全員一斉に始めないとややこしいことになります。


同じ教室で、
生徒によって試験終了時間がバラバラだったら混乱しますね。


しかし何とかなるものですね。


いくつか教室を回って、余っている問題冊子を回収し、
それで何とか実施することができました。


開始は遅れましたが、「大幅」ということではなかったのです。



ところでこれは試験監督の話ですが、
「我々の日常」でも似たようなことはありますね。


「ピンチの時」です。

「予想外の困難に見舞われる」こと。


まさに、人生の「試験開始ができない状態」みたいな。


自分のことだけならともかく、
そんな意図はないのに、他人に迷惑をかけてしまうこともあります。


まさに、さっきの僕のようなこと。


しかし一つ失敗をすると、そこから「教訓」が学べます。


二度とそんなことがないように、
「問題冊子をしっかり確保」するでしょう。


他の試験監督とも相談し、
余分な問題冊子を持っていかないようにすることもできます。


反省を生かせば、今度は試験開始が前よりスムーズにいくでしょう。


もちろん、試験監督は「問題を配布して終わり」でありません。


答案用紙を回収して、チェックします。

次の科目の試験準備もあります。

生徒の「出欠状況」も把握せねばなりません。


「前の時間の生徒数と、今の時間の生徒数が違うぞ」
なんてこともあります。


何かの事情で、生徒が帰宅することもあります。
その科目が必要なくて、受験しない生徒もいます。


まさに、人生のようにいろいろある。(笑)


「試験監督なんて楽そうだな」と、学生時代は思っていました。


でも、自分がその立場になると、そうでないことがわかります。


人生も同じでしょう。


他人から見て順調そうに見えても、
実際その人自身は、様々な壁にぶつかっているものです。


何かをしようとしているからこそです。


そう考えれば、何も心配することはありません。
失敗に落ち込むこともないのです。


失敗は動いている証拠。
人間だから失敗もあって当然です。


だからこそ、他人の失敗をみやみに責めるのはよくないのです。


その人が、正しい動機で一生懸命したことなら、
誰が咎めることができるでしょうか。


批判し合うのではなく、支え合うことが大切。


「完璧な人はいない」という当たり前のことを知れば、
自然にそうなっていくことでしょう。



・今回のまとめ
失敗は、「支え合い」で解決するもの。
寛容な気持ちを大切にしていこう。





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