こんにちは。上村です。
「嫉妬心」は、人間関係を壊す元になることがあります。
軽い嫉妬くらいならともかく、「重い嫉妬」は次第に状況を悪くするものですね。
これについては、昔の人も言及しています。
かの聖徳太子がそう。
聖徳太子は、「十七条憲法」というものを作りました。
『以和為貴』(和をもって貴しとなす)という一文が有名ですね。
「和をもって・・・」は、第一条に書かれたもの。
十七条憲法ですから、条文は「十七条」あります。
その第十四条にこんな文面があるのです。
原文で書くとこう。
『十四曰。群臣百寮無有嫉妬。我既嫉人人亦嫉我。・・・(以下略)』
何のこっちゃわかりませんね。(笑)
でも、「嫉妬」という文字がありますから、嫉妬について何か述べているものであることは想像できます。
現代語に訳すとこんな感じ。
「十四にいう。官吏たちは、嫉妬の気持ちをもってはならない。
自分がまず相手を嫉妬すれば、相手もまた自分を嫉妬する・・・略」
以下も文章が続きますが、要するにこの文面は、
「嫉妬は国を滅ぼす元になりますよ」ということなのです。
嫉妬心から、お互いの足を引っ張り合う。
これでは、みんな力が発揮できずに終わってしまいます。
もちろんこれは、政治に限った話ではありません。
我々個人もそうですね。
嫉妬から、他人をこき下ろすことに一生懸命になっている人がいます。
実にもったいない時間です。
自分の大切な人生を、そんなことで潰していては、もったいない。
他人を羨ましがっているうちに、時間が過ぎ去ってしまいます。
それにいくら幸せそうに見えても、
他人は他人でその人にしかわからない問題を抱えているものです。
その人の表面だけ見て羨ましがるのは、ナンセンスです。
自分は自分の人生を活かしていけば、それでうまくいきます。
他人と張り合う必要などないのです。
その十七条憲法の中に、こういう条文もあります。
「九曰。信是義本。毎事有信。其善悪成敗。要在于信。
・・・(以下略)」
(九にいう。真心は人の道の根本である。
何事にも真心がなければいけない。
事の善し悪しや成否は、すべて真心のあるなしにかかっている
・・・以下文章が続く)
これは第九条の文面です。
「真心が大切ですよ」という意味です。
実に当たり前のことですが、当たり前のことが一番難しいものです。
それを馬鹿にして、権謀術数のようなものに走るから、ますますうまくいかなくなってしまうのです。
「真心」は、嫉妬心の対極にあります。
真心を大切にしていけば、嫉妬心という心の影は、きっと克服されていくことでしょう。
・今回のまとめ
自分は自分の人生を活かしていけば、それでうまくいきます。
他人と張り合う必要などありません。
「真心」こそ、大切に。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。