こんにちは。上村です。
ある漫画家が、こんなことを言っていました。
『昔は「正確な円」が描けたのに、今は描けなくなった・・・』
「技術が衰えた」らしいのです。
謙遜で言ったのかもしれませんが、確かに手先の技術ですから、微妙なものがあるのかもしれません。
僕自身は、絵はまったくダメです。
学生の頃、描いた絵を馬鹿にされてから、ますます苦手になりました。
しかし当たり前ですが、馬鹿にした相手とて「完璧な絵」が描けるわけではありません。
そう考えると、さきほどの漫画家さんは、自分を謙虚に見ていたのでしょう。
完璧にしようとしても、人間ですから限界はありますね。
見た目に正確な円が描けても、厳密に言えば「正確」ではありません。
フリーハンドで「完璧な円」を描くのは無理。
道具を使わず「正三角形」を描くこともできない。
限界があるのです。
これは象徴的な意味で書きました。
別に絵や図形の話がしたいのではありません。
「人間に完璧はない」ということが言いたいのです。
ところが愛に悩む人は、
この「不可能なこと」にこだわってしまうのです。
「完璧な関係」でないと、我慢できない。
「完璧な円」を描こうとするのです。
「寸分違わない円」を描こうとする。
でも、人間が完璧であるはずはありません。
どんどん不満がたまっていきます。
完璧主義に陥って、恋愛や人間関係がうまくいかなくなるのです。
恋愛や人間関係だけでなく、
様々な面で完璧主義が自分を縛っていきます。
「できないと言ってはいけない」と言う人がいます。
でも、「できないと言うな」と言っている人にも、できないことはたくさんあるでしょう。
「できないと言うな」ではなく、「できることをしよう」と言うべき。
「できないこと」が問題ではなく、
「できることをしないこと」が問題なのです。
不完全な円で構わないので、頑張って描けばいいわけですね。
肩の力を抜けばいいのですね。
その方が自分の力を発揮できます。
「不完全な関係」だからこそ、お互いが育てていくのです。
完璧だったらもはや努力の必要はなくなります。
不完全だからこそ、努力するのですね。
そうして人は成長していくのだと思います。
不完全を恐れないこと。
それは恐れるどころか、「努力の源泉」になるのですから。
他人には「不完全な自分」をそのまま見てもらえばいいのですね。
「完璧に見せよう」などと思わなくていい。
そうすればきっと心が軽やかになって、かえって「本当の自分」を発揮していけるでしょう。
・今回のまとめ
「不完全」を恐れなくていい。
完璧に見せようと思わなければ、心の束縛が解けて、かえって本当の自分が発揮できるでしょう。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。