こんにちは。上村です。
今回は、「運」について考えてみましょう。
いったい「運」とは、何でしょうか?
予期せぬ「いいこと」が起こることが、運なのでしょうか?
僕はそうではないと思うのですね。
一時的にいいことがあっても、それが本当に自分にとっていいことかどうかはわかりません。
本当の運とは、そんな短期的なものではないからです。
運とは、もっと「長期的なもの」です。
長期的に見て、運のいい人こそが、本当の意味で「運のいい人」です。
例えば、こんなことを考えてみてください。
ある人が失恋したとしましょう。
その時は「運が悪い」と思うでしょう。
でもそれがきっかけで、真実の愛とは何かに目覚めたら、長期的には「運のいいこと」になります。
就職活動で希望の会社に入れなかった。
その時は不本意でしょう。
でも、実際に入った会社が、自分に合っている職場だったら、長期的には「得」になります。
過去を振り返ってみれば、きっとそんなことがあったはずです。
その時は失望しても、実は未来にとって、それが必要だったということが。
本当の意味で運のいい人とは、「長い目で見て運のいい人」です。
一時的な良し悪しではありません。
一時的なことで、自分を決め付けることがあってはならないのです。
今の「都合の悪いこと」が、未来の「都合のいいこと」につながっている場合もたくさんあります。
自分自身の過去を振り返っても、試練の時が、実は次へのステップになっていることを発見します。
では、どうすれば、「運のいい人」になれるのでしょうか?
それは、「運を与える人になる」ことです。
例えば、素敵な人に出会ったら、「自分は運がいい」と思うかもしれない。
あくまで「自分の運」を考えますね。
でも、大切なのはそこではありません。
「相手にとっての運」はどうなのでしょうか?
自分と知り合ったことが、「相手にとって運のいいこと」なのか?
それをよくしていくことが、「運を与える」という意味ですね。
それはいずれ返ってきますから、自分の運の質も向上していくでしょう。
そう考えると、運というのは、通常の運の意味とは違うことがわかります。
運とは、決して偶然ではありません。
運とは、自分が作っていくものです。
一時的なことで、運の善し悪しを決めることはできません。
運とは自分が作っていくのですから、その善し悪しはもっと「長期的なもの」です。
短期的なものばかり見て、「自分が運がない」と嘆いている人がいます。
しかし、人生とは長期的なもの。
今日の「運の悪いこと」が、明日の「運のいいこと」につながっているかもしれません。
幸せとは、一時的なことではなく、もっと長期的なものだと考えます。
すぐに結果が出ないと気が済まない人は、人生で大切なことを見失いがちになります。
大切なのは、粘りです。
今の自分は、何があっても、粘り強く人生を歩んでいたからこそ、ここにいます。
嫉妬や焦りはいらない。
自分の人生を信じて、粘り強く歩んでいく。
幸せとは今決めるものではありません。
それは未来になって気付くもの。
今こそ、いい種をまいていくことです。
そのいい原因が、未来のどこかで花開くでしょう。
・今回のまとめ
運とは、もっと長期的なものです。
運は、自分自身が作っていきます。
今こそ、いい種をまいていくことが大切です。
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