こんにちは。上村です。
あなたが、誰かと「会話」するとします。
たいした話ではないのに、相手が意外に興味を持ってくれたようなことはないでしょうか?
(おもしろいことなんて、言ってないのに)
とびっくりするかもしれない。
逆パターンもありますね。
(この話はおもしろい)と思って言ったら、全然反応してもらえなかったとか。
これは「呼吸」ということかもしれません。
相手と呼吸が合えば、いくらでも楽しい話になりますね。
(でも、どうしたら呼吸を合わせられるのだろう?)
と思われるかもしれません。
これは難しいことでもないのです。
リラックスすることです。
「相手を振り向かせるんだ」などと、自分に緊張を与えないこと。
好きな相手なら、「心をつかみたい」と思うかもしれません。
しかしそれでは楽に接することができないし、相手にも変な負担を与えてしまいます。
自分の都合は、相手には関係のないことです。
自意識過剰を捨て、楽になることが大切。
そうすれば、もっと「本当の自分」を発揮していくことができるでしょう。
人を口説こうとばかりしている人は、えてして口先だけになり、その結果、自分を見失ってしまうことが多いです。
相手だって、そんな人とは付き合いたくないでしょう。
「自分は営業マンだから、仕事柄、人を説得しなければいけない」
という人もいるかもしれません。
しかしいくら仕事でも、基本は同じです。
いきなり相手に、「わが社の製品を買ってください」と売り込む人はいないでしょう。
相手の必要性も考えず、単に「売ろう売ろう」では先が見えています。
焦る人は、必ず最後は行き詰ってしまう。
焦っているのは、「自分の都合」だからです。
「これは自分の都合だ」とこだわっていても、意外にどっちでもいいことにこだわっていることがあります。
相手に譲っても全然いいことなのに、変なプライドからそれができない人もいます。
自分に都合があるように、相手にも都合があります。
どっちでもいいことなら、相手に譲っていい。
相手に譲ることが「自分の損」と考える人がいますが、それは間違っています。
真の人間関係に、「損得」などありません。
友人と付き合っているのは、別に損得を考えているからではないはずです。
「愛情」と「損得」は関係ありません。
「これだけしたから、相手も同じくらいの好意を返すべきだ」と考えるのは、愛情と損得をいっしょにしています。
恋愛で「好きだ好きだ」と、相手に常に言っていないと、不安な人がいます。
でもそれは、相手のことを考えているのではなく、そう言わないと「相手が離れてしまわないか」不安だから言っている場合もありますね。
自分のことだけを考えていたら、相手もそのうち聞き流すようになるでしょう。
もちろん、愛情表現はいいのです。
お互いに信頼関係があれば、言われて嬉しいでしょう。
しかしそれは、「素朴な愛情表現」であるべきだと思います。
不安を解消するためにするのではないですね。
それに、行動の裏付けがなくて、言葉だけ先行しても、説得力はありません。
いずれにしても、本当の愛情とは、「損した得したの世界」ではないと思います。
昔、「自分は何人の異性と交際した」と自慢している人がいましたが、これも考え違いをしていますね。
言うまでもないことですが、いくらたくさん恋愛をしても、それで幸せになるわけではありません。
その人は得をしたと自分では思っているかもしれませんが、僕はこの人はきっと「大損」をしていると思うのです。
なぜなら、愛情を「損得」で考えていること自体が、大損だからです。
恋愛経験と愛情は、関係ありません。
だから他人と比べるのではなく、自分の愛情に自信を持つことが大切です。
・今回のまとめ
人間関係も恋愛も、損得ではありません。
素朴な愛情があるだけです。
他人と比べるのではなく、自分の愛情に自信を持つことです。
「愛される自分を大胆に意識すること」
そうすれば、不思議なほど、愛されるようになります。
その方法を書いたのが本書です。
愛された後のことを大胆に意識すると、今から魔術的に愛されるようになる、秘密の愛され術
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1.追いかけるのをやめる
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