こんにちは。上村です。
昔の話ですが、僕が受験生の頃、こんなことがありました。
私立大学を何校か受験したのですが、
その最初の受験。
初めてなので、場所がよくわからなかったのです。
「たくさん受験生がいるから、だいたい場所はわかるだろう」
と安易に考えていました。
自分なりに、事前に場所を確認したつもりでしたが、何せ初めて行くところ。
バスを降りてから、間違った方向に向かってしまったのです。
受験生がたくさんいると思ったら、そうでもなかった。
なぜか?
「試験開始が迫っている時間」だったからです。
僕はちょっと寝坊して、ギリギリの時間になっていたのです。
そんなギリギリの時間にウロついている受験生はあまりいない。(笑)
その上、道を間違えたのですから大変です。
自分が招いたとはいえ、困ったことになりました。
ただでさえ試験開始が近付いています。
その時はもう、自分が間違った方向を歩いている(走っている)ことに、気付いていました。
地図を見たのですが、何せ方向音痴。
どこにいるのかよくわからなかったのです。
しかも焦っているので、ますますわからなくなってくる。
大学に電話して聞けばいいのですが、当時は携帯電話というものがなかった。
辺りに公衆電話も見当たりません。
(誰かに尋ねよう)と思ったのですが、
その日は休日で朝の早い時間帯のせいか、人がいない。
(どうしよう、どうしたらいいんだ・・・)
ふと横を見ると、バス停があったのです。
そこに「一人の男性」が立っていました。
慌ててその人に近づき、
「すいません、○○大学はどこにあるかご存知でしょうか?」
と聞きました。
「ああ、すぐそこですよ」
と丁寧に教えてくれたのです。
実際、思ったより近いところにありました。
僕は大学周辺をグルグル回っていたようです。
それにしてもよかった。
お礼を言って、最速ダッシュで学校へ向かいました。
何とか受験できました。
幸いその学校は合格して、その後の受験も一応無難に終えました。
今になって、ふと思うことがあります。
「あの時、場所を教えてくれたあの人がいなかったら、どうなっていただろう・・・?」
と。
僕は確実に、その学校は不合格だったでしょう。
その学校は、先生から「絶対大丈夫」と言われていたところでした。
しかし、大幅に遅刻して受かるほど、甘くはないでしょう。
いや、そもそも受験自体ができなかったかもしれません。
「安全校」と思っていたところで、最初から受験できないなんてことになっていたら・・・?
その後の受験にも、影響を与えていたかもしれません。
と考えると、自分にとって「大変感謝すべきことが起こった」ということになります。
実はこういう「有難いこと」は、その時は強く覚えていても、時間とともに忘れていくことも多いです。
実際そのことも、ずいぶん長く忘れていました。
ところが逆に、「迷惑をかけられたこと」は、よく覚えているものかもしれませんね。
僕自身、学生時代にある教師から、ひどく傷つけられることを言われたことがあります。
でも、その教師はそんな人だから仕方がない。
別のいい教師からは、励まされたこともありました。
教師といっても、いろいろな人がいます。
いい教師もいれば、未熟な教師もいるでしょう。
未熟な教師から何を言われようといいのです。
しっかりした教師からの励ましの言葉の方が、もちろん価値があります。
「自分に起こったいいこと」は、忘れがちなこともあります。
でも、本当に大切なのはそれです。
迷惑をかけられたことなど、忘れてしまっていい。
でも、忘れていることで、「いいこと」はたくさんあったはず。
何を心に刻むかで、人生は変わってきます。
あなたが今ここにいるのは、紛れもなくあなたを支えてくれることがたくさんあったからです。
・今回のまとめ
多くの「都合の悪いこと」があるかもしれません。
でも、自分が今ここにいるのは、自分を支えてくれるいいことがあったからです。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。