2019年5月26日日曜日

「強い心を身につける」真実の方法

こんにちは。上村です。


僕は若い頃、いつもこんなことを考えていました。


「鋼(はがね)の心がほしい」と。


「何事にも傷つかない、強い心を持ちたい」
と思っていたのです。


傷つきやすいと、辛いことが多くなりますね。


「鉄壁の心を、折れない心を、萎えない心を」
と思い続けていました。


しかし、うまくいかなかったのです。


「傷つくまい」とするほど、なぜか傷つけられることが多くなる。


職場の飲み会とか、そういうのも嫌になってきました。


あなたの周囲にも、
傷つくことを平気で言う人がいるかもしれません。


傷つきやすそうな人を見ると、余計に傷つくことを言ったりする。


実はそれは、
最後は「言った本人自身」を傷つけることになります。


でも、本人はそれに気づいていないのです。


厄介なタイプですが、
その人が変わることを求めても仕方がありません。


なので、自分が「変わろう」としたのです。


方向性は正しかったのですが、
それもなかなかうまくいかなかった。


「自分を変える」の本当の意味を誤解していたからです。


では、自分を変える本当の意味とは、何でしょうか?



例えば、こんなことがありました。


僕は、子供の頃、テレビの「アクションドラマ」をよく見ていたのです。


ドラマに出てくる「強すぎる人たち」の姿を見て、
「オレもこんな風になりたい」と思った。


いや、笑わないでください。

当時は、本気でそう思ったのです。


ドラマはもちろん架空の話。


当時のアクションドラマで、銃撃戦をもろともせず、
主人公が「突進していくシーン」がありました。


しかも毎週。(笑)
現実離れしています。


しかし、弾丸を恐れず突進していく主人公を見て、一種の羨望を抱いたのです。


「こんな勇敢な人間になりたい」と思った。


「勇敢」と「命知らず」は違いますが、
まあ、子供時代のことなので。


要するに、強い人間になりたかったわけです。


しかし、僕は「強いの意味」を誤解していたのです。


弾丸の中を走り抜けるような真似はできないし、
また真似する必要もありません。
真似する機会もありません。(笑)


「自分を変える」とは、別人になることではないのです。

「今の自分」を活かしていくことなのです。


それこそが、本当の意味で「変わる」ということです。


自分には、ほしいと思わなくても、立派な長所があります。
それを見つけ、発揮していくことです。


傷つきやすいということは、その裏には「繊細」という長所があります。


傷つきやすさに目を向けるのではなく、
「よく気がつく」という長所に目を向けていくべきです。



目を向けるだけでなく、
それを人のために発揮していくことです。



その時、初めて「傷つきやすい性格」を克服していくことができます。


その人は、「細やかと大らかさ」の両方を兼ね備えた、
大変素敵な人になっていけるのです。



自分の性格を悲観してはいけません。


悲観どころか、そこには「大きな可能性」が秘められているのですから。



・今回のまとめ
短所の裏には、「長所」が隠れています。
それを発見し、人のために発揮していくことです。
自然に短所は克服され、あなたの可能性が発揮されていくでしょう。





あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。

今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。

本書には、それくらいの大きな力があります。

あなたの「バイブル」にしてください。



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