こんにちは。上村です。
僕は若い頃、いつもこんなことを考えていました。
「鋼(はがね)の心がほしい」と。
「何事にも傷つかない、強い心を持ちたい」
と思っていたのです。
傷つきやすいと、辛いことが多くなりますね。
「鉄壁の心を、折れない心を、萎えない心を」
と思い続けていました。
しかし、うまくいかなかったのです。
「傷つくまい」とするほど、なぜか傷つけられることが多くなる。
職場の飲み会とか、そういうのも嫌になってきました。
あなたの周囲にも、
傷つくことを平気で言う人がいるかもしれません。
傷つきやすそうな人を見ると、余計に傷つくことを言ったりする。
実はそれは、
最後は「言った本人自身」を傷つけることになります。
でも、本人はそれに気づいていないのです。
厄介なタイプですが、
その人が変わることを求めても仕方がありません。
なので、自分が「変わろう」としたのです。
方向性は正しかったのですが、
それもなかなかうまくいかなかった。
「自分を変える」の本当の意味を誤解していたからです。
では、自分を変える本当の意味とは、何でしょうか?
例えば、こんなことがありました。
僕は、子供の頃、テレビの「アクションドラマ」をよく見ていたのです。
ドラマに出てくる「強すぎる人たち」の姿を見て、
「オレもこんな風になりたい」と思った。
いや、笑わないでください。
当時は、本気でそう思ったのです。
ドラマはもちろん架空の話。
当時のアクションドラマで、銃撃戦をもろともせず、
主人公が「突進していくシーン」がありました。
しかも毎週。(笑)
現実離れしています。
しかし、弾丸を恐れず突進していく主人公を見て、一種の羨望を抱いたのです。
「こんな勇敢な人間になりたい」と思った。
「勇敢」と「命知らず」は違いますが、
まあ、子供時代のことなので。
要するに、強い人間になりたかったわけです。
しかし、僕は「強いの意味」を誤解していたのです。
弾丸の中を走り抜けるような真似はできないし、
また真似する必要もありません。
真似する機会もありません。(笑)
「自分を変える」とは、別人になることではないのです。
「今の自分」を活かしていくことなのです。
それこそが、本当の意味で「変わる」ということです。
自分には、ほしいと思わなくても、立派な長所があります。
それを見つけ、発揮していくことです。
傷つきやすいということは、その裏には「繊細」という長所があります。
傷つきやすさに目を向けるのではなく、
「よく気がつく」という長所に目を向けていくべきです。
目を向けるだけでなく、
それを人のために発揮していくことです。
その時、初めて「傷つきやすい性格」を克服していくことができます。
その人は、「細やかと大らかさ」の両方を兼ね備えた、
大変素敵な人になっていけるのです。
自分の性格を悲観してはいけません。
悲観どころか、そこには「大きな可能性」が秘められているのですから。
・今回のまとめ
短所の裏には、「長所」が隠れています。
それを発見し、人のために発揮していくことです。
自然に短所は克服され、あなたの可能性が発揮されていくでしょう。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。