こんにちは。上村です。
僕が若い頃のお話です。
ある時期、体重がとても増えたことがありました。
外食が多かったせいかもしれません。
自分ではたいして気にしていなかったのです。
でもある時、自分の学生時代の写真を見て、驚いた。
全然違っていたからです。
学生時代は、比較的痩せていたのです。
そうなると、自分の今の姿に、不満に感じるようになりました。
「痩せた自分は、もっと格好いいんだ」
と誰かに言いたくなった。(別に昔が格好良かったわけではありません)
痩せているから格好いいということでもないのですが、その時はそう思ったのですね。
すると不思議なものです。
今までたいして気にしていなかったのに、誰かに、「おや最近太ったんじゃないの?」と言われると、気になってしまうようになったのです。
「いや、痩せればもっと格好いいんだよ」
と思いたくなった。
ひょっとすると、あなたにも、似たようなことがあるかもしれません。
例えば、
「髪型がキマらない」「肌の調子が悪い」「服装が気に入らない」「スタイルに自信がない」
・・・だから、「人に会いたくない」と思う。
もちろん、会いたくないなら会わなくていいのです。
でも、いつもそういうわけにいかないこともあるでしょう。
例えば、好きな異性ができて、いっしょに食事に行くとします。
「今日は服装が決まらないので、食事には行けない」
などとなったら、ずっと行けないままになってしまう。
自分の姿に100%満足する時など、そんなにないでしょう。
ファッションショーに出演するわけでもないのですから、ある程度で見切りをつけねばなりません。
さっきの「僕の話」に戻りましょう。
やせ型でもふっくら型でも、別にどっちでもいい。
健康体であるなら、無理に痩せる必要もないでしょう。
ところが、ある時、(体重を落としたい)と強く思うようになったのですね。
その思いが強くなると、「痩せてる自分」ばかり意識してしまう。
理想の体型を、「本来あるべき自分の姿」だと思うようになる。(あくまで見た目だけのことなのですが)
ここまではいいにしても、それがだんだん極端な気持ちになっていった。
「太っている自分」が嫌になってきたのです。
(これは自分本来の姿ではない)
と思う。
そうなると、人に会うのが嫌になってきたのです。
好きな異性に会うのも、辛くなった。
好きな人には、「ベストの自分」を見せたいもの。
だから、オシャレもするのでしょう。
でも、いき過ぎると、(体重を3キロ落としてから、好きな人に会おう)とか思うようになる。
すると、好きな人に会うのがどんどん先になります。
そんな、「完璧な自分」など、どこにもないからです。
自分で勝手に辛くなっています。
「完璧な自分を見せたい」と思い過ぎるから、そうなる。
これは、見た目というよりも、精神的なことだと僕は思います。
「自信を得てから行動しよう」
と思ったら、いつまで経っても行動できませんね。
自信満々の時など、いくら待ってもやってこないからです。
行動していく中で、確信や自信が芽生えていくものなのですから。
完璧主義に陥っている人は、今の自分を「低く評価しがち」です。
他人がそう思っているのではなく、自分がそう思い込んでいるのです。
向上心はいいのですが、それをネガティブな方向に使ってはいけないのですね。
今の自分は今の自分なのですから、背伸びをする必要もありません。
そのままを見てもらえばいいのですね。
今の自分を認めていけば、その「向上心」はもっと正しい方向に発揮していけるはずです。
・今回のまとめ
大切なのは、「完璧な自分」を見せることではありません。
「今の自分ができることをする」ことです。
それが本当の向上心です。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。