こんにちは。上村です。
『人を見て法を説け』
という言葉があります。
「人に何かを説いたりする時は、相手の性格などを考えて、その人に合った言い方をすること」
という教えですね。
確かに、その通り。
昔、必死で仕事をしていたある女性がいました。
「もうこれ以上できない」
と思うくらい。
そんな彼女に向かって、上司が一言。
「もっと頑張って仕事しろ」
彼女はショックを受け、しばらく会社を休んでしまったそうです。
気持ちはわかりますね。
こんなことを言われたら、誰だってショックです。
サボっていた僕でも、言われたらショックです。
何か言いたいことがあっても、頑張っている人に向かって「頑張りが足りない」と言うのは、まさに配慮に欠けています。
頑張りを認めた上で、何かアドバイスするなら、それはもちろんOKです。
その人を見て言わないと、真意が誤解されることがあります。
画一的な「お説教」では、誰も聞く耳を持ちません。
そういえば、僕にもありましたね。
「君は消極的だ。もっと好きな人にどんどんアプローチしていけ」
と若い頃に言われたことがあります。
職場の先輩からです。
まあ、こういう「押しの一手主義」を主張する人はいるものですね。
なぜ先輩にそんなことを言われたのか、よく覚えていません。
しかし僕はピンとこなかった。
私生活では、好きな異性がいて、自分なりに「アプローチ」をしていました。
しかし、うまくいかなかった。
でもその先輩は、「どんどんアプローチしろ」などと言う。
いったい僕は、どうしたらいいのでしょうか?(笑)
しかし、当時の僕は、先輩の言うことをそのまま鵜呑みにしました。
「やはり自分は積極性が足りない。今以上に異性にアプローチすべきだ」
などと思ってしまった。
自分に鞭打って?、ますます頑張ってアプローチ。
相手の気持ちなど、お構いなしです。
相手が忙しくしていても、どんどん話しかける。
その結果どうなったか?
いや、あまり思い出したくありません。(笑)
これは、努力ではなく、単に「焦っていただけ」です。
そもそも、異性を追いかけることと、積極性とは何の関係もありません。
人間同士の関係は、それが恋愛であれ人間関係であれ「自然のもの」です。
相性が合えば、自然に打ち解け合っていくでしょう。
にもかかわらず、相手を自分の思い通りにしたいという「わがまま」を押し通そうとしたら、どうなるでしょうか?
ますます相手は遠ざかっていくでしょう。
自分だって、もし相手にそんなことをされたら、逃げ出したくなるでしょう。
自分自身に置き換えてみれば、よくわかること。
でも、頭に血が昇ってしまうと、そんな素朴なことも忘れてしまう。
相手の嫌がることをして、相手の望んでいることをしないという、誠にチグハグなことをしてしまいがち。
もちろん恋愛や人間関係はわかりやすい例として出しただけで、言いたいのは人生全般のことです。
「待つこと」を覚える必要があります。
待つことのできる人が、真に動くこともできます。
そういったご経験は、きっとあなたにもあるはずです。
「待っているけど、何も起こらないよ」
と言う人がいますが、それは形的には待っていても、心の中では焦りや不安でいっぱいで、落ち着くことができていないからです。
心から待つことができれば、動くべき時にもタイミングよく動いていくことができます。
待つとは、「心に充電する」という意味なのです。
「待つことを恐れず、焦りをなくしていく」
その堂々とした態度が、いいタイミングを引き寄せるでしょう。
・今回のまとめ
「待つこと」を学ぶこと。
待つことのできる人が、真に動くこともできます。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。