こんにちは。上村です。
世の中には、「信じられない出来事」があるものですね。
かなり前ですが、こんなニュースがありました。
ある国で起こった事件。
その国が発行した硬貨の「国名」に、スペルミスがあったのです。
「国名」の文字が、間違えていたのですね。
数千枚製造され、実際に流通したらしい。
ミスというのはどこにでもありますが、このミスは派手。
まさか「硬貨の中の国名」がスペルミスしているなど、誰も思わないでしょう。
陰謀論者なら「これは国家転覆をもくろむ組織的陰謀だ」みたいな話になるかもしれない。(笑)
それにしても(製造前に誰もチェックしなかったのだろうか?)と不思議に思います。
ところで、この話を聞いて、僕は思い出したことがあったのです。
僕は若い頃、仕事で「校正」をしたことがあります。
「校正」って、ご存知でしょうか?
「印刷物の文字を、間違いがないかどうかチェックすること」ですね。
問題集の校正を「丸々一冊」任されたことがありました。
とにかくページ数が多いので、苦労しました。
ところがいっしょに校正をしていた同僚は、チェックが早かったのです。
僕が1ページ進む間に、3ページくらい終わっている。
(いい加減なチェックをしているんじゃないか)と勘ぐったものです。
ところが結果的には、素早い同僚の校正は正確だったのです。
いたずらに時間をかけていた僕は、結構不完全なチェックだった。
これは、我ながらショックでした。
時間がかかって不正確なら、どうしようもない。
しかし僕はこうも考えたのです。
「時間をかけたから不正確になったのではないか?」
と。
逆説的ですが、そう思いました。
通常は、時間をかければより正確になっていくはずですね。
でもこの場合は違ったのです。
いったいどういうことでしょうか?
実は、校正が早かった同僚は、他に仕事を抱えていたのです。
だから、集中力も違ったし、工夫もしていました。
限られた時間を、有効に使っていたのです。
たぶん無意識のうちに「今日は何ページ」と計画を立て、それを時間内にこなしていたのでしょう。
一方の僕は、計画性もなくダラダラやっていました。(笑)
この差だったのです。
どうして僕がダラダラだったのかというと、「忙しくなかったから」です。
当時はまだ新人でしたので、そんなに仕事もなかった。
校正一本に集中していればよかった。
それが逆に、「不完全な校正」を呼び込んだのです。
こういうのは、仕事だけではありませんね。
恋愛や人間関係でも、言えることです。
それだけにのめり込んでも、かえって時間を浪費にしていることがあります。
追いかければ追いかけるほど、相手が遠ざかっていくようなこと。
「少しでも相手との接触を多くすれば、自分に有利になるだろう」
と思っているのです。
しかしそんな考え方は、相手のことを思っていません。
自分のことだけになって、大切な思いやりが、失われているのです。
必要な時に、自然な形で、協力したり支え合ったり、いっしょにいたりすればいいだけですね。
余裕を持てば、かえってそういう機会が訪れます。
もっと「他のこと」にも目を向けるべき。
人生は、すべきことがたくさんあります。
焦りを払拭して、心の余裕を取り戻せば、物事は好循環になっていくことでしょう。
・今回のまとめ
急いでいる時こそ、「冷静さ」が必要。
焦りは、かえって物事をうまくいかなくします。
「余裕」は苦しい時にこそ、試されます。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。