こんにちは。上村です。
ヤツは、突然襲ってきます。
こちらの状況など、まったくお構いなしです。
警察も捕まえることができません。
数えきれない前科の持ち主。
「ヤツ」とは何か?
そう、「歯痛」です。(笑)
「歯が痛い時」って、辛いですよね。
あなたもきっと、ご経験があるのではないでしょうか。
歴史上でも、「歯痛に悩まされた人」の話が残っていますよ。
例えば、パスカル。
誰でも聞いたことのある名前でしょう。
数学者であり、哲学者です。
「パスカルの原理」など、発見した人。
そのパスカルは、ある時歯が痛くなって、夜も眠れなかったそうです。
今みたいに、高度な歯科技術もない時代。
困ったことだったでしょう。
こらえきれなくなったパスカルは、ある行動をしました。
それはどんな行動か?
気を紛らわすために、「難解な数学の問題を解いた」そうです。
さすがに数学者です。
通常なら、歯が痛い時に、数学の問題など解いていられない。
僕なら、ますます悪化する気がする。
しかし、いくら好きなことに打ち込んだとしても、本当にそんなことで歯の痛みが収まるのでしょうか?
歯痛というのは、激痛です。
パスカルといえども、どうにもならなかった・・・
と思ったら、そんなことはなかったのです。
やがて、歯痛は収まったらしい。
難解な数学の問題をあれこれ考えているうちに、すっかり歯痛は影を潜めてしまったのです。
「本当か?」と思ったあなた。
確かに、そう思うのも無理はないでしょう。
ところがです。
実は僕にも、似たような経験があったのです。
それは、ある夜のこと。
なぜか突然、歯が痛くなってきました。
「出物腫れ物所嫌わず」とはよく言ったもの。
この場合は「痛み物」ですが、時間帯が時間帯です。
夜中なので、歯医者には行けない。(救急みたいなものもあるそうですが)
夜明けまで、まだかなりの時間。
「日本の夜明けは近く、歯痛の夜明けは遠い」
いや、冗談を言っている場合ではありません。
鎮痛薬もありませんし、とにかくひたすら冷やしました。
冷やしてる間は痛みも収まりますが、それをやめると、また強烈に痛くなってきます。
もちろん一睡もできません。
たぶんパスカルも同じ気持ちだったに違いない。
もう、対症療法では、どうしようもなくなったのです。
さすがに、「もうダメだ」と思いました。
いや本当に辛かった。
しかし痛みがピークに達した時、不思議なことが起こりました。
痛みが収まってきたのです。
このまま痛みが続いたらどうなるのだろうと思いましたが、なぜか収まったのです。
有難いことです。
当然ですが、それはもう自分の力ではありません。
何か、不思議な力が働いたとしか思えないのです。
翌日、歯医者に行くまで、何とか持ちこたえました。
ひょっとすると、さっき書いたパスカルも、痛みが収まったのは決して偶然ではなく、何か不思議な力が大きく働いたのかもしれません。
彼にとっての数学とは、受験勉強の数学ではなく、人生のテーマだったのです。
それに取り込んでいる時は、彼にとって最も「未知の力」を発揮している時だったのかもしれません。
先の僕自身も、もうどうしようもありませんから、ひたすら何かにすがる以外ありません。
ある意味、苦痛の中にあって、とても「素直な気持ち」になったのです。
それが結局、いいものをもたらしたのでしょう。
よく考えてみると、こういった「奇跡」は、自分の過去を振り返ってみて忘れていることも含めてあったはずなのです。
「あのピンチをどうやって乗り越えたのだろう?」
と自分で不思議に思うことはないでしょうか。
にもかかわらず、そういった力を信じないで、相変わらず心配ばかりすることがあります。
心配して何かいいことがあるのならともかく、もちろんそういうわけではありません。
むしろ、「困難な経験」を最高の出来事として、何かの使命に気づく場合もあります。
さっきのパスカルも、歯の痛みが収まった時、確信したかもしれません。
「やはり数学の真理を突き止めるのは、自分に与えられた役割だ」
みたいな。
あなたも僕も誰もみんな、それぞれに、それぞれとしての「使命」があります。
例えば、愛情問題に苦しむのは、もっと純粋な愛情に気づくための「人生の配慮」かもしれないのです。
そこに気づいた時、きっと人生に、一大改革が起こります。
それは、パスカルが解いた数学の難問よりもはるかに大きな、あなたが解く「自分の人生の課題」です。
それを解いているうちに、必ず苦しさから逃れ、光が見えていく。
今日も明日も明後日も、どんどん問題を解いていくこと。
たとえ答えが見つからなくても、気にしなくていい。
その姿勢の中から、あなたにとって本当に必要な「いいもの」が、必ずもたらされていくでしょう。
・今回のまとめ
どんな状況でも、「自分の課題」を一生懸命解いていくこと。
その時、「大いなる力」が支えてくれます。
きっと、最後はうまくいくでしょう。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。