こんにちは。上村です。
突然ですが、あなたは、学生時代にこんなご経験はないでしょうか。
授業中に、教室が騒がしい。
多くのクラスメートが、私語をしています。
すると、急に教師が黙り込むのです。
(どうしたのだろう)
と生徒は思う。
だんだん、騒ぎが収まっていきます。
しばらくすると、シーンとします。
それを見計らって、また教師は授業を再開する。
生徒を静かにさせる苦肉の策ですね。
注意しても静かにならないので、こういう「作戦」をとるのです。
確かに、ガミガミ言うよりも効果的かもしれない。
でも問題もあります。
せっかく静かになっても、授業がおもしろくなければ、また騒がしくなるという。(笑)
そこで、再度教師は黙り込む。
生徒は静かになる。
教師は話し出す
生徒は騒がしくなる
教師は黙り込む
生徒は静かになる
教師は話し出す
生徒は騒がしくなる
教師は黙り込む
・・・いつの間にか、授業は終わってしまった。(笑)
みたいな感じになるかもしれません。
ここで、「向上心のある教師」なら、きっとこう考えると思う。
「授業中に騒がしいのは、話がおもしろくないか、わかりにくいから。
話をもっとおもしろく、わかりやすくしよう」
こう考える教師の授業は、きっといい授業になると思うのです。
しかし、逆の場合もあります。(その方が多いかもしれない)
「授業がうるさいのは、生徒の態度がなっていないから。
学校の雰囲気が悪い」
と。
これでは、問題は一向に解決していかないですね。
「生徒は授業を真剣に聞くべきだ」
と思っているのは、自分がそう思っているだけだから。
もし全員が、どんな授業であろうと、どんな教師であろうと、真剣なまなざしを向けて真剣に聞いてくれるなら、教師はとても楽でしょう。
しかし、そんな状況で、いったいその教師がどこまで進歩するでしょうか。
その学校がどこまでよくなるでしょうか。
例えば、話はガラリと変わりますが、
ある人が好きな異性にメールやラインを送るとします。
相手の歓心を得ようと、しつこく送る。
相手はわずらわしくなって、返信をしなくなります。
第一、好きでもない人からのメールです。
ところが、返信がないと、自分が勝手に送っているにもかかわらず、相手のことを「けしからん」と思う人がいます。
「メールは返信するべきだ」
という「べき」だけが頭にある。
肝心の自分の行為ついては、あまり考えないのです。
これでは、うまくいくはずもありません。
自分が一方的にメールを送って、返信がないのを怒るのは、よく考えてみればワガママですよね。
そんな相手に出会ったら、きっとあなたも逃げたくなるでしょう。
ここで大切なことがわかります。
自分が「結果」と思っていることが、実は『原因』であったりすることがあるのです。
さっきの授業の話で言えば、
「教室が騒がしい(原因)→授業ができない(結果)」
と考える。
しかし、実は「逆」かもしれないのです。
「授業がおもしろくない(原因)→教室が騒がしい(結果)」
教師としては受け入れたくないかもしれませんが、そこは思い切って、事実を直視すれば、次につながっていきます。
メールの一件もそうかもしれませんよ。
メールの返信がない(原因)→不機嫌になる(結果) ×
小さなことで不機嫌になる(原因)→メールの返信がない(結果) ○
みたいな。
実は、ささいなことで不機嫌になったり、いじけてしまう気持ちが、相手を遠ざけているのかもしれないのです。
悩んでいる場合、えてして原因と結果を「さかさま」にしていることが多いかもしれません。
あなたが、結果と思っていることが、実は原因かもしれない。
あなたが、原因と思っていることが、実は結果かもしれない。
逆転させて考えてみると、見えてくるものがありますね。
そういえば、僕が小学校時代、こんな友達がいた。
「オレって、両方の視力が、2.0なんだ」
凄いなと思ったのですが、よく考えてみると、それは身体的なことですね。
もちろん、視力がいいに越したことはありません。
でも、根本的に大切なのは、『心の視力』の方だと僕は思う。
心の視力には、メガネやコンタクトレンズを使うことはできません。
常に、自分自身の考え方が、「視力」を決めていきます。
さっきの、原因と結果の話のように、心の視力を鍛えれば「見通し」がよくなります。
何か困ったことがあるなら、それは「心の視力を鍛える絶好のチャンス」と考える。
あなたの視野を広げ、新しい世界を見るチャンスです。
あなたの今の「やっかいなこと」は、きっと未来につながっていますよ。
「どこにつながっているの?」
なんて言わないでくださいね。
視界は、開いたり閉じたりしながら、少しずつ見えていくものではないでしょうか。
心配しなくても、あなたの今の明るい気持ちが、必ず環境を変えていくことでしょう。
・今回のまとめ
あなたが、結果と思っていることが、実は原因かもしれない。
あなたが、原因と思っていることが、実は結果かもしれない。
困った時こそ、「心の視力」を鍛えるチャンス。
その「視力」は、あなたの「見通し」を明るくしていきます。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。