こんにちは。上村です。
『恋が生まれるにはほんの少しの希望があれば十分です』
というのは、恋愛論を書いたスタンダールの言葉です。
確かに、そうかもしれませんね。
恋をすると、ささいなことであっても、そこに希望を持とうとします。
「笑顔で振り向いてくれた」
「今日は愛想がいい」
「態度から好意を感じる」
みたいな。
もう少し思い込みが激しくなると、
「仕事が終わって、お疲れ様と言ってくれたから、相手は自分を愛している」
みたいなことを考える。
しかし、お疲れ様なんて、みんなに言っていますね。
いえ、別に希望を打ち砕こうとしているのではありません。
ただ、「冷静な目が必要ですよ」ということ。
ところで、
『恋が生まれるにはほんの少しの希望があれば十分です』
というのは、「逆」に考えることもできますね。
生まれる→失う
希望→失望
に変えてみる。
『恋を失うにはほんの少しの失望があれば十分です』
これもまた、事実の反面ですね。
つまり、恋をする人は、ちょっとしたことで失望するのです。
「笑顔がなかった」
「愛想が悪かった」
「態度が冷たかった」
それだけのことで、自分は嫌われたと思う。
しかし、どうでしょうか。
そもそも、恋愛相手には過剰に求めてしまうもの。
過剰に求めているわけですから、叶えられないこともその分多いのです。
ここが重要。
期待ばかりしていると、裏切られることが多いのと同じですね。
その人が、他人と比べて、裏切られることが多いわけではありません。
自分の期待値の高さが、裏切りを感じさせているだけなのです。
「じゃあ、期待しなければいいのか」
とおっしゃるかもしれないのですが、それはその通りです。
そもそも期待とは、他人にするものではなく、「自分自身に対して」するものですね。
もちろん、「他人は期待に値しない」などと言っているのでありません。
「自分の人生なのだから、自分自身に期待していくことが、自分の責任を果たすことになる」
という意味です。
それぞれが、自分の人生に責任を負っています。
にもかかわらず、なぜか、他人の行動ばかり「ああだこうだ」と言う。
それは、あまり意味がありません。
いいことは、常に自分から発揮していくもの。
「こうしてほしい」と思うことは、まず自分から発揮していくべきですね。
まさにそれが「自分の期待に応える」ということの意味。
そう考えれば、明るい気持ちになりませんか。
誰もが可能性に満ちています。
それは、他人の評価とは何の関係もありません。
そこから、真の希望が湧いてきます。
さっきの
「笑顔で振り向いてくれた」
「今日は愛想がいい」
「態度から好意を感じる」
みたいなのは、本当の希望ではないですよね。
なぜなら、その逆のことになれば、途端に希望を失うからです。
本当の希望が、そんなフラフラしているわけがないのです。
例えば、昨日は仕事がうまくいかず、落ち込みます。
しかし、今日は仕事がうまくいって、有頂天になります。
でも、ここには、真の希望がありません。
うまくいく時もあれば、そうでない時もあります。
しかし、いろいろあっても、やはり最後は前に進んでいく。
その確信こそが、真の希望。
真の希望は、あなたを救い、状況を変えていくでしょう。
なので、一時的なことを大げさに考えてはいけない。
その都度、いろいろな思いが湧いてくるものですし、それにいちいち振り回されていたら大変です。
「嵐は、必ず去っていく」
それは事実ですし、何度もそれを経験しています。
その経験を思い出せば、きっと確信が持てるでしょう。
・今回のまとめ
一時的な感情は、たいした問題ではありません。
他人の愛想にいちいちこだわらなくなれば、大切なことが見えてきます。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。