こんにちは。上村です。
こんなことを考えてみてくださいね。
「おい飲みに行こう」
と先輩に誘われます。
そして、飲みながら、いつも仕事のことで怒られるのです。
職場ならまだしも、プライベートな時間。
でも先輩は、酒が入ると、いつもそんな風になるのです。
僕なら絶対、飲みになど行きたくありません。
ところが、こういう先輩に、いつもついていく人がいます。
「先輩の誘いだから仕方がない」
とイヤイヤお供しているのかと思ったら、そうでもない。
結構自分から「進んでついていっている」場合もあるのです。
それでイヤなことを言われる。
正当な注意ならまだしも、どう考えても、イヤミにしか聞こえない。
おかしな状況ですね。
まるで怒られたり、イヤミを言われるために飲みに行っているようなものです。
「怒られることが好き」なんて人は、あまりいないでしょう。
「イヤなことを言われても、その人と付き合っていたい」
というのはよくわかりません。
もちろん、職場で上司に注意されたからといって、それは別にイジメというわけではありません。
パワハラのような例を除けば、一般的には仕事上の注意です。
善意からなら、問題はありません。
問題は、「悪意の場合」です。
いつも𠮟りつけるために飲みに連れ出すのは、善意からとは言い難い。
しかしそれは、相手の態度ですからどうしようもありません。
ただ、それを受け取る「自分自身の態度」がどうかです。
「悪意ある人にスリよっていく心理」
これが問題です。
こういうのを心理学で分析したら、ああだこうだといろいろあるのでしょうが、僕は一言で説明したい。
この心理は、一つのことから発生していると思います。
つまり、「依存的心情」ですね。
相手に依存してしまうと、理不尽な相手にもスリよっていくことがあります。
自分で苦しいとわかってるのに、離れることができない。
恋人にいつも浮気をされているのに、それでも「誠実な人だ」と信じたい。
「信じる」のはもちろんいいことです。
但し、信じるとは、「盲信」ではありません。
お付き合いを通じて、相手の信じれるものを信じていくことです。
自分でおかしいなと思っていることを盲目的に信じ込もうとしても、それはできないのです。
しかし別れたくないので、相手をそのまま見ようとせず、「理想の目」だけで見てしまう。
理想は理想として大切ですが、現実に「今のその人」と付き合っています。
ありのままにその人を理解する必要があります。
違いは違いとして認め、それで愛していける関係こそ、いい関係です。
それでも合わなければ、別れも仕方がありません。
これは依存心とはもちろん違いますね。
相手を理解した上で、支えていこうとしているから。
依存心とは全く逆のことです。
これこそが「信じる」の意味だと考えます。
依存心は、本気で相手のことを考えているのではなく、ただ「喪失」を恐れているだけの場合が多い。
ただ僕は、「依存心をなくせ」という、精神訓話的なことが言いたいのではありません。
依存することもあるかもしれません。
僕にもありますよ。
僕は「缶コーヒー」に依存しています。(笑)
それは冗談ですが、但し大切なことがあります。
「依存」と「頼る」は違うのです。
頼るのはいいのですが、依存的心情はよくない。
依存的心情というよりも、奴隷的心情ですね。
こうなれば、振り回されるだけになります。
相手が振り回そうとしているのではなく、自分が勝手に振り回されているのです。
あまりに依存してしまうと、もはや相手のことが好きかどうかさえ、よくわからなくなってきます。
「相手を信用していないけど別れたくはない」という、矛盾した思いに苦しむことになります。
しかし、惰性で付き合いを続けることに意味があるわけでもありません。
惰性ならまだいいのですが、「会うのが辛い」と思っているのに、なぜか付き合っている。
こうなると、何のためにいっしょにいるのかわかりません。
こういう関係は、だんだんうまくいかなくなっていくでしょう。
だから僕は、こう言いたいのです。
もしあなたが誰かと付き合っているなら(恋愛でも、人間関係でも)、その当事者は紛れもなく「あなた自身」です。
付き合うのなら、相手もそうですが、あなた自身もその関係をよくしていく責任があります。
それが喜びにつながっていきます。
相手の態度ばかり気にして、肝心の「自分の気持ち」に向き合っていなければ、疲れるだけです。
しっかり自分の気持ちに向き合って、どうしていきたいか、どうしていくべきなのかを考えることです。
付き合いたいなら付き合えばいいし、そうでないなら付き合わなくてもいい。
シンプルなことです。
依存的心情では、思うように意思を通じ合うこともできません。
恋愛も人間関係も、うまくいっている時はいいのですが、うまくいかなくなると悩みが大きくなっていきます。
その時、相手を変えようと躍起になります。
しかし、相手は相手の意思があります。
それをコントロールすることはできません。
大切なのは、「自分の気持ち」です。
決断も決意も、自分がするものです。
・今回のまとめ
相手がどうするかより、自分がどうしたいかが大切。
相手に求めるのではなく、自分に求めていく。
そうすれば、いろいろな問題が解決していくでしょう。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。