こんにちは。上村です。
『因果』という言葉があります。
「原因」と「結果」ですね。
原因があって、結果が起こる。
例えば、他人を中傷ばかりしていたら、だんだん自分が困った立場に追い込まれていくものです。
「自分は悪口を言うけど、他人には言われたくない」
というようなことは通じないからです。
「悪意の種」を蒔いて、「善意の実」が成ることはありません。
悪意の種からは、悪意の実が生まれます。
善意の種からは、善意の実が生まれます。
過去は現在につながっています。
現在は未来につながっています。
過去の原因が、今の結果を生み、また新しい原因が、新しい結果を生んでいくのです。
ここで大切なのは、「現在」ですね。
「過去」はもう終わったことです。
「未来」はまだ訪れていません。
「現在」は、確実に「未来」につながっています。
我々が考えるべきは、「現在」のこと。
「現在」は「現在」で終わらないのです。それは「未来」でもあるのです。
「未来を作っているのは現在」
当然と思うかもしれません。
でも、果たして普段から意識している人がどれくらいいるでしょうか?
未来のことを、「何かいいことがないかな」と考えたりします。
でも、それを現在につなげて考える人は、意外に少ない。
今の自分の態度が、未来につながっているのを意識しないのです。
「自分は未来のことを考えている」と言いながら、単に未来を「心配しているだけ」のことも多い。
それでは、今を前向きになることもできないですね。
例えば、「希望を持て」という言葉があります。
それは、未来のことを言っているのではありません。
「今のこと」です。
なぜなら、希望を持とうとしているのは、紛れもない「今の自分自身」だから。
現在を軽視しては、本当の意味の希望を持つことはできません。
「今」こそが、未来を作っているのですから。
例えば、こんなことを考えてみましょう。
興味ある異性から連絡がきたら、誰でも喜んで返事するでしょう。
それがたとえ事務的な連絡であっても、まるで「恋のメール」であるかのように思いたい。
熱烈に片想いをしていると、そういった気持ちになることがあります。
相手は事務的なメールを送っているのに、返信が「ラブレターのごとく」なっている人がいます。
内容を理解して、感謝の気持ちを伝えればいいだけです。
ところが、このメールをきっかけに仲良くなろうと、余計なことを考える。
多くの場合、それはうまくいきません。
なぜか?
今のメールではなく、未来の関係に思いを馳せているからです。
「メールありがとうございます。ところで、僕はあなたのことが好きです」
みたいな感じ。
もちろんこんなおかしな文面は送らないでしょうが、少なくとも「気持ち的」にそうなっています。
これでは、相手は引いてしまうでしょう。
相手のメールに対応した返信でいいのに、自分の思いが空回りして、不自然になってしまうのです。
「このメールで相手と親しくなって、いずれは恋人同士に」などという考えは、未来に振り回されている証拠です。
しかも、希望ではなく、「妄想」になっています。
未来を考え過ぎると、今が見えなくなります。
だから、チグハグになるのです。
『今を誠実に』
これこそが、よき未来構築術です。
「いいことがあれば感謝できる」と思えば、いつまで経っても感謝しないもの。
感謝は先にあるのではなく、「今」にあるのですから。
未来のことをあれこれ悩まず、「今すべきことをしっかりすること」ですね。
自分は自分で、今すべきことに最善を尽くし、後は人生に任せることです。
・今回のまとめ
未来を悩んでいてはいけない。
今すべきことをすること。今を誠実に。
後は、自分の人生がしかるべき方向に導いてくれるでしょう。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。