こんにちは。上村です。
物事というのは、いろいろな部分でつながっていますね。
例えば、恋愛で悩んでいる人がいるとしましょう。
当然「恋愛の悩み」を解決しようとします。
でも実は、「それ以外のこと」に解決の糸口があったりするのです。
恋愛は、悩めば悩むほど、どんどん相手が離れていくことがあります。
追いかければ追いかけるほど、逃げていく。
「どうしてだ?」と思うかもしれませんが、考えてみれば当然です。
しつこく追いかけられたら、必然的に逃げたくなるのは、誰でもそう。
あなたも誰かに追いかけ回されたら、きっと逃げたくなるでしょう。
普通に考えれば当然です。
ところが、恋愛に舞い上がってしまうと、普通のことが意識できなくなってしまう。
「逃げられるのは、追いかけ方が甘いから」などと、勘違いをしてしまう。
いっそう追いかけて、いっそう逃げられるのです。
そこで気付くべきです。
「追いかけ回しているのは、相手のことを考えているのではなく、自分の感情に振り回されているだけだ」と。
思いやりとは違いますね。
本当に思いやりを発揮しているなら、もっと相手の立場も考えて、自然にいいことができるものです。
相手も嫌がらないでしょう。自分だってもっと楽しいはず。
では、どうすれば、「恋愛の悩み」から抜け出すことができるのでしょうか?
これはもちろん、恋愛だけではなく、様々な悩みにも言えることです。
こんな例を考えてみてください。
ある「夫」がいます。
職場で遅くまで働いて、帰宅します。
すると妻から小言を言われ、夫はムッとします。
「オレは疲れているんだ」
「今日は早く帰ると言ったのに、どうして?」
といさかいが始まる。
まず、「夫の立場」で考えてみましょう。
会社では、人間関係にもまれ、上司と部下のあつれきに困り、売上が上がらず悩む。
やっと我が家に帰ってきたら、いろいろ言われる。
ますますストレスがたまっていきます。
しかし、視点を変えて、「妻の立場」で考えてみましょう。
小言は、きっと奥さんもストレスがたまっているから。
家事は大変です。
やってみると、初めてその大変さがわかります。
夫の立場では、気付きにくい苦労もあるでしょう。
それに家事には休日がありません。
子供がいれば、子育ての悩みもあるでしょう。
奥さんも疲れています。
小言の一つくらい、言いたくなってくるかもしれない。
そこで、僕が思うのは、「家庭と仕事を切り離して考えることの危険性」です。
「いかに売上げを上げるか」
「どう仕事をすべきか」
「苦手な上司(部下、同僚)と、どう付き合うか」
など、職場での問題はたくさんあります。
この場合、どうしたらいいのでしょうか?
「仕事の仕方を工夫する」
当然それは大切です。
でも、ある意味、それ以上に大切なことがあるのです。
それは何か?
「家庭に目を向けること」です。
家庭がうまくいけば、仕事にもいい影響が出るでしょう。
素朴な方程式ですね。
ところが、仕事ばかりに気をとられていると、家庭まで気が回らなくなります。
気がついたら、取り返しのつかないことになっていることもあるかもしれない。
家庭の不和は、仕事の不調につながります。
「仕事を順調にこなしたい」と思うと、仕事一辺倒になりがちですね。
家庭がおざなりになって、かえって仕事に支障をきたす。
例えば、単身赴任で、夫が長期に留守をしているとします。
そんな中、奥さんは家庭を守っている。
その奥さんは「良妻」です。
では、ご主人はどうでしょうか?
たとえ仕事に手をとられても、単身赴任をしていても、家庭は家庭でしっかり気にかけています。
「良夫」です。
だからこそ、職場で頑張って仕事ができます。
したがって結論的にはこうですね。
「仕事を頑張りたいなら、家庭に力を入れよう」
と。
逆説的な言い方ですが、これが真実だと思う。
ここでの家庭とは、文字通りの意味もありますが、もっと「広い意味」もあります。
もちろん、結婚しているしていないは関係ありません。
要するに個人的生活のことです。
上司が、「仕事でミスばかりしている部下」に注意するなら、こう言うべき。
「私生活を大切にしよう」
と。
たぶんそんな上司はあまりいないでしょうが、物事のつながりから考えれば、きっとこれが正しいことなのだと思うのです。
「仕事はいい加減でいい」という意味ではありません。
「個人的な部分を充実させていくなら、仕事にもいい影響が出るよ」
という意味です。
根本的に大切なのは、「自分の周りを幸せにしようとすること」ですね。
そのためには、自分自身が日々充実していくことが大切。
我々は会社のためではなく、「人に貢献するため」に頑張っています。
仕事にせよ、他のことにせよ、単に「手段の一つ」に過ぎないのです。
恋愛や人間関係も同じですね。
恋愛ばかりにこだわっているからといって、いい恋愛ができるわけでもないのです。
恋愛依存が、愛情深いということでもありません。
人間関係に神経を使っても、いい人間関係ができるとは限りません。
物事は、いろいろな面でつながっています。
よく失恋した人が、「これからは仕事を頑張ろう」と気持ちを切り替える場合があります。
するとしばらくして、また新たな異性との出会いがあったりする。
恋愛は、自分が考えているほど重大問題ではありません。
それはあくまで人生の「一部分」です。
人生には、いろいろすることがあります。
恋人を作ることが、幸せなのではありません。
その相手と、同じ方向に向かってお互いを高め合い、支え合うことができて初めて幸せになれると考えます。
恋人がいないとか、なかなかできないことで悩む人がいますが、それは悩むほどの問題ではないのです。
それより、自分の貴重な人生を、自分なりに明るく前向きに歩んでいくことなのです。
人生は、その時その時に、必要なものを用意してくれますよ。
恋人がほしくてもできないなら、今それは必要ないのかもしれない。
自分では必要だと思っていても、自分の人生は必要ないと考えているのかもしれない。
人生を信頼すること。
そうすれば、悩みを捨てて、自分を解放することができます。
もちろんこれは、恋愛に限った話ではありません。
あらゆる悩みを解決する「英知」です。
昔の人は、『急がば回れ』と言いました。
それは「落ち着いた心の大切さ」を説いたものだと、僕は考えるのです。
今回のまとめ
悩んだ時は、落ち着くことです。
その問題を解決するカギは、「別のこと」にあるかもしれないのです。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。