こんにちは。上村です。
一見正しいようなことでも、実は正しくないことってありますよね。
「彼は倹約家だからお金がある」
という文章があるとします。
これは正しいようですが、実はそうでもない。
もちろん、倹約自体はいいことです。
文章の理屈が、少し変だという意味ですね。
「倹約家だからお金がある」わけではありません。
「お金があるから倹約家になった」のです。
倹約とは、「無駄遣いをしないこと」ですね。
お金があることが前提。
たくさんではなくても、お金自体はあるのです。
もし、一円もなくなったとしましょう。
もはや守るべきものはありません。
倹約ということにはならないのです。
ところで、こういう理屈は恋愛や人間関係にも言えることです。
「好きな人に愛されない」と悩む人がいます。
一見「愛がないから悩んでいる」と思いますよね。
でもそうとは限りません。
「相手の愛情を感じているから」こそ、それが失われないかと不安になる場合もあります。
相手からの愛情がまったくないなら、不安になりようがありません。
事実をそのまま受け入れるだけですね。
そこには「マイナス思考」の働きようがないのです。
そうなんですね。
マイナス思考になるのは、「守るもの」を気にしすぎた時です。
守るものがなくなれば、もはやマイナス思考なんて起こしたくても起きない。
つまりこういうことですね。
「可能性」を感じているからこそ、不安になるのです。
ところがここに皮肉があります。
愛されないことを恐れたら、そんな状況が訪れやすくなったりする。
恋愛に多いかもしれません。
「浮気が心配で相手にまとわりつく」みたいになったら、それは恐怖心のなせることです。
失う恐怖で、かえって失う結果になっている人がたくさんいますよ。
どうしたら、そんなネガティブな状況から脱却できるのでしょうか?
小さな愛から抜け出して、「大きな愛」を意識することです。
小さな愛とは、愛を失うことにビクビクしている状態です。
自己執着。
一方、大きな愛とはもっと自由なものです。
自分を開放していきます。
心の束縛を離れれば、自分の周りにある「素朴な愛情」を意識していけるものですね。
この状態になった時、マイナス状況はきっと一掃されていくに違いありません。
言うまでもないことですが、これは「浮気」のような意味ではありませんよ。
「恋多き」と「愛情深い」は、何の関係もありません。
浮気は極めて個人的な感情に振り回されて、冷静さを欠いた行為です。
大きな愛とは、「素朴な思いやり」「素朴な愛情」のことです。
一般的な愛のことですね。
相手の立場になって考えるということです。
相手が自分のことをどう思っているとか、そんなことは気にしなくていいのです。
「自分はどうか」が大切です。
すべて自分から始まります。
自分が発揮し自分が意識します。
それが大きな愛ですね。
大きな愛を意識すれば、もっと気楽になれるはずです。
小さな愛は、ちょっとしたことで舞い上がって、ちょっとしたことで落ち込みます。
でも、大きな愛は、もっと落ち着いた自信あるものです。
「好かれても、好かれなくても、どちらでもいい」と思ったら、かえって他人の愛情を実感できたりすることがあります。
なぜでしょうか?
自分を縛り付ける気持ちがなくなるので、愛情を素直に感じることができるからですね。
・今回のまとめ
大きな愛は、いつでもどこでも、たくさんあります。
それを意識すること。
大きな愛は、もっと落ち着いたものです。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。