こんにちは。上村です。
「コミュニケーションが苦手」という方が、いると思います。
「コミュ障」なる言葉があるらしい。
嫌な言葉です。
あたかもそれが、「何かの欠点」であるかのような誤解を与えています。
その結果、「欠点でないもの」を欠点と思い込んでしまうのです。
かえって意思疎通がうまくいかないことに拍車をかけています。
これは一種の洗脳。
実はたいしたことではないのに、あたかも重大であるかのように騒ぐ。
一方で、「本当に大切なこと」は忘れられていくのです。
例えば、僕は昔から「赤面症」と言われることがありました。
「お前、顔が真っ赤だよ」
と友達からよく言われたものです。
それが恥ずかしくて、ますます顔が赤くなった。
赤くなればなるほど、ますます指摘されるので、
ますます辛くなっていく。
そうすると、何か赤面がいけないことのように、自分で思うようになったのです。
人見知りに拍車がかかって、
なかなか人とうまく接することができなくなっていきます。
「やっぱり自分は人間関係が苦手」
と思い込んでしまう。
さっき例に挙げた、「コミュニケーションが苦手」「意思疎通が苦手」も同じことですね。
何かのきっかけで自分でそう思い込み、
周りの状況がそれに拍車をかけていくのです。
周りがどうあろうと、それは仕方のないこと。
でも、自分自身の考え方は、自分で変えることができます。
僕の場合、いつの間にやら赤面が気にならなくなりました。
「なぜだろう?」と思ったら、
理由は簡単。
学校を卒業して、僕は予備校に就職しました。
予備校で「進路指導の仕事」をするようになったのです。
大勢の生徒の前で、話さなければならなくなったのです。
仕事だから仕方がありません。
大勢の前で話す時は必死です。
顔が赤いとか、青いとか、白いとか言ってられません。
「何を話すか」で精一杯。
顔のことなど気にしていられなくなったのです。
そういう心境になると不思議ですね。
赤ら顔を指摘されることもなくなっていきました。
「指摘されたくない」と思った時は、やたらに指摘されたのです。
「指摘されてもいい」と思ってから、誰も指摘しなくなった。
皮肉なものですが、そういうことってありますよね。
自分が傷ついている時は、いっそう人から傷つくことを言われることがあります。
「傷つくことを言われたくない」と思うと、ますます言われていく。
なぜでしょうか?
結局、心が縛られているからでしょう。
ビクビクしているのです。
その心配が心配を引き付ける。
別れを過剰に恐れる人ほど、相手の嫌がることをしてしまうことがあります。
その結果、関係が悪化していく。
悩んでいる人はそう思えないかもしれませんが、実は「コミュニケーションが苦手」は重大な問題ではありません。
そもそも、自分の考えていることをすべて正確に相手に伝えるなど、できるものでありません。
自分が精一杯誠実に伝えればいいだけだと思います。
それで誤解されても、それはもう自分の責任でありません。
知らないことを「知らない」と言えない人もそうですね。
「知らないといったら、馬鹿にされるのではないか、信頼されなくなるのではないか」と恐れています。
そんなおかしなことはありません。
相手がどう思おうと、それは相手のことです。
自分は正直にそう言ったのですから、何も問題はないのです。
外部状況で束縛されると思いがちですが、そうとも言えません。
束縛は、自分で自分にしている場合があります。
さっきの「顔を赤らめる」こともそうですね。
別にたいした問題ではありません。
「自分がどう見られるか」だけのことです。
相変わらず自分は自分であり、何も変わらないのです。
人からどう見られるかなど、重要なことではありません。
コミュニケーションでそんなに悩むのは、時間がもったいないと思うのです。
もっと重要なことがあります。
人間関係では「思いやり」こそが最も大切です。
コミュニケーション自体は、単なる手段です。
「本質」が最も大切であり、本質がなければ、そもそも手段もありません。
「最も大切なこと」に意識を向けるべきです。
そうすれば、心がもっと自由になっていくと思います。
その時には、もはや「意思疎通がうまくいかない」という悩みは、自然に消えていくことでしょう。
心の束縛が解け、かえって上手に伝わるはずです。
・今回のまとめ
ビクビクする必要は全くありません。
「自分を活かしていくこと」に神経を使うべきです。
心が自由になれば、伝えるべきことが伝わっていきます。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。