こんにちは。上村です。
僕は、困った時、行き詰った時に、考えることがあるのです。
考えるというか、自分に言い聞かすこと。
『理想は捨てて、今あることに集中しよう』
すると不思議なことに、道がだんだん開けてくる。
ジッと考えていても思い浮かばなかったアイデアが浮かんでくる。
いや、それ以上に、とても気持ちが「前向き」になっていく。
「プラス思考になろう」と思っても無理だったのに、
理想にこだわらなくなった瞬間、前向きになることができるのです。
こう書くと、誤解があるかもしれませんね。
「理想を持つのはそんなに悪いことなのか」と。
もちろんそんなことはありません。理想は大切です。
理想に向かって努力している人は、素晴らしい。
『青年よ大志を抱け』という、クラーク博士の言葉があります。
もちろん年代に関係なく、「理想」や「大志」を抱くことは、とても素晴らしいことです。
「本来の理想」なら、とてもいいことです。
理想は、「こころざし」という意味なら、とても大切です。
ところが、場合によっては、自分の理想が自分を苦しめることがあります。
「○○でなければならない」という考え方になるのです。
自分自身にこだわってしまうのです。
これは理想のように見えて、実はそうではない。
自分のことでがんじがらめになっています。
例えば、こんな例を考えてみましょう。
「妻は夫を立てるべき」と考えている旦那さんがいるとします。
もし、奥さんが自分を立ててくれなかったらどう思うでしょうか?
不満を感じるでしょう。
でも、この考え方そのものが、結構自己中心的です。
「夫婦はお互い立て合おう」なら、わかります。
でも「妻は夫を立てるべき」は、自分の立場で自分の利益だけになっています。
本来の意味の理想とは違います。
かつて僕の先輩に、
「あれをやってはいかん、これをやってはいかん」
ばかり言う人がいました。
この先輩も、ある意味「理想」を持っていたのです。
「完璧な後輩」を求めていました。
しかしそんな「理想」が叶うわけもありません。
結局他人を縛り付ける言動が多くなって、周囲から避けられていきました。
冒頭に書いた『理想は捨てて、今あることに集中しよう』という言葉。
捨てるべき「理想」とは、自分自身の欲得だけにこだわった理想のことです。
自分さえよければ、他人はどっちでもいいという考え方です。
これは「本当の意味の理想」ではありません。
「理想もどき」は捨て去ればいいのですね。
そうすれば、「本当の理想」が見えてきますし、気分も楽になっていくでしょう。
具体的に見えなくても、漠然とでも、それを感じることができます。
だから気持ちが前向きになっていくのですね。
・今回のまとめ
「理想もどき」を捨てれば、「本当の理想」を感じることができます。
気分が楽になって、その方向に進んでいけるでしょう。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。