こんにちは。上村です。
「共感」というのは、大切ですね。
友情も恋愛も人間関係も、相手に共感するからこそ始まります。
共感とは、相手の心情を思いやることです。
相手の気持ちや考え方に共鳴することです。
相手が困っていたら、手助けするとか、励ますとか、勇気づけるとか、そういうことです。
ところが、恋愛などでよくあるかもしれませんが、相手と「一心同体」を求めてしまうことがあります。
相手の自由意思まで奪おうとしてしまうのです。
「自分がこう考えているのだから、あなたもこう考えるべき」
みたいなことですね。
これは、もちろん共感とは違います。
あるいは、「あなたの責任を、私がすべて肩代わりしてあげよう」みたいな。
これも共感とはちょっと違いますね。
本当の共感とは、相手の意思を奪うことではありません。
意思を尊重し、その上で、相手も自分も共に責任を果たしていけるように協力し合うことです。
例えば、職場の例で考えてみましょう。
「部下想い」の上司がいたとします。
「部下に苦労はかけたくない」と思って、すべての仕事を一人で背負い込む。
しかしそれで部下は、本当に満足するでしょうか?
もちろん、助けてくれるのは有難いです。
でも、仕事自体を奪われるのは、有難くありません。
この上司は、本人の意図とは別に、部下の自由意思を奪う形になっています。
自分で何もかもやってしまう上司では、部下もやりがいがないでしょう。
部下に回ってくるのは、上司のおこぼれのような仕事ばかりになります。
また逆に、仕事をすべて押し付けるような上司もいます。
これももちろん、部下のことを考えていません。
仕事をより知っている者が、率先して仕事の模範を示し、知らない人を助けるのは当然だからです。
自分が手を抜いて、しんどいことを他人に押し付けるようなことは、もちろん思いやりに欠けた行為です。
話を戻して、愛情について考えてみましょう。
「相手が困っていたら助けたい」と思うのは愛情ですね。
手助けしたり、励ましたり、助言したり、いろいろできます。
でも最終的に、それを乗り越えるのは、その人自身です。
あなた自身の課題は、多くの人に助けてもらいながらも、あなたが乗り越えていくのと同じです。
相手の人生の肩代わりまではできないのです。
恋愛感情は、「相手のために尽くしたい」と思う気持ちが強くなります。
もちろん、これはいいのです。
恋愛だけに限らず、人間関係でも、相手のために何かをしてあげることは極めて大切です。
ところが、せっかくのその素晴らしい思いを歪めている人がいます。
「尽くさなければ、相手の愛情をつなぎとめておくことができない」
と思う。
こうなると、相手のことを考えているというより、関係は壊れることを恐れています。
この場合は、相手を冷静に見ることができなくなってしまう。
相手のためになるかどうかは、広い見地から見ることも必要ですね。
自分だけの狭い世界から抜け出すことです。
「愛情」には、落ち着きが必要です。
愛情は、求めるものではなく、共有し合うもの。
落ち着きを伴って、初めて愛情は、相手を動かすものになるでしょう。
恋愛も、最初は熱狂みたいなことから起こることもあるかもしれませんが、いつまでもそれではいけない。
愛情に「落ち着き」を加えることが大切です。
そうすれば、真の愛情が見えてくるでしょう。
・今回のまとめ
愛情には、落ち着きが必要です。
愛情は、求めるものではなく、「共有し合うもの」です。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。