こんにちは。上村です。
恋愛になると、あまり気の利かなかった人が、
急に「マメ」になることがあります。
相手のことを思って、気が利くようになる。
もちろんそれはいいことですが、
反面、相手に対する「期待」も大きくなっていく場合があります。
「これくらいしたのだから、相当の反応がほしい」
と思う。
思ったような反応がないと、落ち込みます。
すると、もっと相手に対して、「要求」が強くなっていく。
マメを通り越して、過剰なまでに相手にしつこくすることもあります。
こうなると、親切が親切でなくなってしまいますね。
かえって、本当の親切ができなくなってしまいます。
親切や優しさは、「相手の意思を尊重する」中で発揮されていくもの。
「気持ちを押し付けること」と「優しさ」は違います。
これを勘違いするから、
「これだけ優しくしてあげているのに、どうして相手は反応してくれないんだ」
などと不満になってくる。
「独り相撲」になってしまうのです。
願望ばかりがどんどん膨らんで、思い通りにならない現状に不満を感じてしまう。
もちろん恋愛は一つの例です。
いろいろなところに、そういった心理があります。
人間関係でもありますよ。
客観的に見て普通なのに、なぜか本人は「うまくいっていない」と思っている。
昔、職場の先輩で、こういう人に出会ったことがあります。
「先輩後輩の関係はこうあるべき」と自分で強く思っているのです。
その理想が非常に高い。
当然ですが、人間はそれぞれ独立した人格です。
それぞれ意思があります。
先輩が、後輩を何でも思い通りにできると思ったら、大きな間違いです。
その先輩は、後輩に対して「普通に」接することができなくなっていました。
何かにつけ、「後輩とはこうあるべきだ」という考え方を押し付ける。
それはもはや、指導でもアドバイスでもなく、ただ「自分中心の考え」に固執していただけだったのです。
当然、周囲から煙たがられていきました。
しかも、「こうあるべきだ」の理想が高過ぎて誰もついていけない。
この先輩は、やがて「困った状況」に追い込まれることになったのです。
不満ばかりが先に立って、調和を欠くと、この先輩のようになります。
では、この先輩は、どうすべきだったのでしょうか?
「つまらない願望」を捨てることだったのです。
自分のことしか考えていないような願望では、どうしようもありません。
良好な先輩後輩関係を実現したいなら、当たり前ですが、後輩の人格を尊重するべきです。
それが「真の意味の願望実現」です。
つまらない願望を捨てれば、「本当の願望」が見えてきます。
泥沼にはまっていくような考え方はよくない。
もっと今の関係を大切にしていくべきですね。
想像上の関係ではなく、「今の関係」です。
あなたに親友がいるとしたら、その親友に対して、あなたはどう向き合っているでしょうか?
自然に向き合っていますね。
要求して付き合っているわけではないでしょう。
「気持ちが満たされるからいっしょにいる」
それだけです。
好ましいから、一緒にいるだけですね。
ところが、相手に対する要求が増えていくと、余計な考えに振り回されていきます。
不安が大きくなっていきます。
「自分が食事をおごらなかったから、相手は不快に思っているに違いない」
などと、理屈にもなっていないようなことを考える。
では、食事をおごったら愛されるのでしょうか?
そんなことはありません。
「昼食」と「愛」を同じ天秤にかけてはいけない。
食事をおごるのはいいことでしょうが、もちろん無理にするようなことではありません。
そんなことより、もっと大切なことがあります。
要求ばかりしないことですね。
「自分がこうしたら、こうしてくれるだろう」
などと考えないことです。
もっと、素朴な気持ちで、接していけばいい。
相手の意思を尊重すれば、素朴な親切心が発揮できます。
そうすれば、腰を落ち着けていくことができます。
変に期待しなくなれば、もっと自然に関係を楽しむこともできます。
自然に気持ちも通じ合っていくでしょう。
必要な相手と、しっかり信頼関係を築けていけるでしょう。
・今回のまとめ
要求ばかりしないで、自然な関係を大切に。
相手の意思を尊重していく中で、素朴な親切心が発揮できます。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。