こんにちは。上村です。
若い頃の、ある日のことです。
僕はトイレに入った。
手を洗っている時、「鏡」で顔を見たのです。
そこには、「自分」がいました。
(当たり前ですね)
自分の顔をマジマジと眺めたのです。
ただ何となくです。
すると、「妙な気持ち」が湧いてきた。
「オレって結構イケてるな」と思ったのです。
いや、勘違いしないでくださいね。
自分の顔のことくらい、自分がよくわかっています。
僕は、イケメンではありません。
イケてると思ったのは、「イケてない自分」を思い出したからです。
「イケてない自分」って、何?
「片想いの相手の前での僕」ですね。
これは若い頃のお話なのですが、当時好きな女性がいました。
しかし、関係が進展せず、悩んでいた。
努力しているのに、どうしてうまくいかないのか?
そんな最中だったわけです。
彼女と接している時、僕はどんな顔をしているだろう?
たぶん、今、鏡で覗いている顔とは違うはず。
彼女の気持ちをつかみたくて、きっと「うざったい顔」をしているはずです。
ある時は、「鼻の下を伸ばしている」みたいな。
「彼女に接している時の気持ち」になって、もう一度鏡を覗いてみたのです。
「心をつかみたい」「恋人にしたい」「アプローチしたい」という気持ち。
すると鏡の自分の顔は、まさに「そんな顔」になりました。
容貌ではなく、自分の気持ちがそのまま顔に表れた感じ。
すがりつくような、余裕のない顔になったのです。
そこで、今度はそういった「束縛」から逃れた状況を想像しました。
束縛といっても、相手がそうしようとしているのではなく、自分で勝手にそうなっただけですから。
「彼女は僕のことをどう思っているのだろう」
・・・ということは考えない。
余計なことは考えないのです。
すると、落ち着いた、余裕ある表情になった。
まさにこれです。
この表情こそが、きっといい表情。
トイレで何しているんだという感じですが(笑)、それはなかなか重要。
「焦らず落ち着いた表情」「素朴に今すべきことに取り組んでいる姿」
それは「いい顔」に違いありません。
「恋人がほしいあまり、ずっと相手にしつこくしている自分」
それは「よくない顔」に違いありません。
人間の顔は、その都度変わっていく。
顔自体ではありません。
雰囲気が変わるのです。
焦っている時に、いい顔はしていない。
嫉妬している時の顔は、よくない顔。
悪口を言っている時の顔も、よくない顔です。
そこで、僕は思い出したことがありました。
彼女の歓心を買おうとして、さかんに「他の人の悪口」を言っていたのですね。
彼女に共感してもらおうとしたのです。
しかし、当然ですが、そんなことでうまくいくはずもありません。
むしろ、逃げられてしまう。
そうなのです。
好意をつかみたいと思っていたのに、なぜか遠ざけることをしていたのです。
好意は強引につかみ取るものではないし、追いかけ回すものでもない。
自分自身を磨いていく中で、自然に感じ、自然に発揮していくものが、「本当の愛情」と考えます。
本当の自分を信頼することです。
・今回のまとめ
追いかける必要など、まったくありません。
愛情は、自然に感じ、自然に発揮していくものだから。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。