2018年11月17日土曜日

自分の存在感を見せつけようとすると、無視されていると感じてしまうものだよ

こんにちは。上村です。


今回は、「文学的余韻のある話」をしたいと思います。(笑)


『シェークスピア』の話です。


シェークスピアは、16世紀のイギリスの作家です。

誰もが聞いたことがある名前ですね。


「リア王」「オセロ」「ハムレット」「マクベス」「ロミオとジュリエット」・・・
と、挙げていけばキリがないくらい、数多くの作品を書いた人物です。


ところで、このシェークスピアには、一つの「怪情報」があるらしい。

「シェークスピアは、実はシェークスピアではない」という説です。


「じゃあ誰?」と思いますよね。


作品の数々は、厳然と残っています。

それらの作品は、実はシェークスピアではなく、「別人が書いた」という説です。


別人って誰でしょうか?


ささやかれているのは、シェークスピアは「フランシス・ベーコン」という説。

ベーコンは、イギリスの哲学者です。


もしこれが本当なら、大変ですね。


ベーコンのような哲学上の仕事をした人が、世界的名作と呼ばれる数々の戯曲まで書いたことになります。


いくら何でも、仕事のし過ぎでしょう。(笑)

まさに驚天動地の説ですね。


もちろん、「シェークスピア=ベーコン」説は支持されているものではありません。

「源義経=チンギス・ハン」と同じで、都市伝説です。


しかし、それは別として、シェークスピアが「謎の多い人物」であることは確か。


謎は謎を呼び、信じがたい説にまで膨れ上がるのは、よくあることです。


ところで、ここからは、僕の想像話になります。


例えばここに、
「陰謀論や伝説を信じやすいタイプの人」
がいるとしましょう。


さっきの「シェークスピア=ベーコン」の話とかを、鵜呑みにしてしまうような人ですね。


そんな人が、シェークスピアの作品を研究しているとします。


もちろん今まで、「シェークスピアの作品」と思って愛読してきたのです。


ところが、ひょっとしたらベーコンかもしれない。


彼に頭の中に描かれた「シェークスピア像」は、だんだん崩れていきます。


今度は「ベーコン像」を作り上げないといけない。


今まで、熱心に研究してきた愛すべき「シェークスピア像」が、あやふやになっていくのです。


まさに、ロミオとジュリエットの名文句、
「ロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」
というセリフに似た気持ちになります。


そこにいるのは、ロミオです。

しかしロミオはロミオであるが故に、ジュリエットとは結ばれないのです。


ロミオという存在は確固たる存在でありながら、ジュリエットは、その存在を時にあやふやに見てしまう。


「ロミオはロミオのままでいてほしいけど、でもロミオだったら結ばれないから、やっぱり別のロミオになって」

みたいな複雑な心境になるのです。


存在がハッキリわかって、初めて安心感を持つことができる。


ところが、この「存在感」を間違って意識している人がいます。


存在感というのは、アピールしてどうにかなるものではありません。


いやむしろ、わざとらしくアピールすることで、かえって存在感が薄れる。


「私を見て」みたいな気持ちでいると、意に反してどんどん相手は遠ざかっていきます。


そのままでいれば、シェークスピアでいられるのに、余計な説が出て、あやふやになるようなものですね。


自分に関していうと、その「余計な説」を流しているのは、他ならぬ自分自身です。


例えば、変な例ですが、バレンタインデーで「チョコレートを○○個もらったんだよね」と自慢する人がいます。


それは「存在感を薄めている行為」ではないかと思う。


自己宣伝のつもりが、「逆」になります。


当然ですが、そんなものをいくらたくさんもらっても、人間性とは何の関係もありません。


自慢が多い人もそうですね。

「オレって凄いんだよ」と強調すればするほど、「凄くない」と思われていきます。


さも凄いことのように言っても、受け取る側はそうは思ってくれません。


本当に大切なものがあります。


大切なことは、「自分がしっかりする」ということですね。


見栄ばかり張っていると、自分がだんだんあやふやになってしまいます。


「他人の人生に憧れる」人がいます。

「○○のような生活がしたい」と羨望の目で見る。


でも、他人の人生はその人のものであって、自分の人生とは違います。


「自分の人生を歩もう」と決心した時、堂々とした態度が自然に養われていくでしょう。


そうすれば、きっと素朴に道が開いていくはずです。



・今回のまとめ
存在感とは、目立つこととは何の関係もありません。
自分なりの人生を、自分のペースで歩めばいい。
それが、本当の意味の「存在感」です。
本当の存在感は、自分が自分に対して感じるものです。





あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。

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