2018年11月1日木曜日

停滞も一つのステップだから、気にする必要はないという話

こんにちは。上村です。


以前、近くの家が、「大がかりな改築」をしていたことがあります。


工事の音が、とてもうるさかったのです。
ガガガガガガーと爆音が鳴り響く。


いつもは静かな環境なのに、その時は一変。
 なかなか辛かった。


ところで、この工事音を聞きながら、僕はある言葉を思い出したのですね。

それは『止揚』という言葉です。


「止揚」とは、ドイツ語が語源。
ドイツ語で「アウフヘーベン」と言うらしい。

それを日本語に訳したのが、「止揚」です。

日本語訳をしても、よくわからないですね。


「止揚なんてわけのわからない訳を考えたのは、どこのドイツだ」
と思います。(ジョークが冴えないことをお許しください)


 それはともかく、「止揚」とはいったい何なのか?


「一つの考えと、それと反対の立場にある考えとを、
新しく一段と高い考え方に調和統一すること」

という意味です。


例えばこういうことですね。

失恋したとしましょう。

これは辛い出来事です。


しかしその後、いい人と巡り合ったとします。

なぜそんな人と巡り合うことができたのでしょうか?

前に失恋したからですね。


失恋した時は、もう立ち直れないと思ったでしょう。

でも、実際はそうではなかった。

つまり、「アウフヘーベン」が起こったわけです。


都合の悪いことが、都合のいいことにつながっていたのです。


もちろん、これはわかりやすい例として出しただけで、すべてにこのようなことがあります。


ドイツ語の「アウフヘーベン」の意味は、
「否定する」と「高める」という意味があるそうです。


例えば、政治の世界が、与党・野党に分かれています。


「モメるのは時間の無駄だ」という考え方がある。

その点、独裁国家は議論がないから、決定はあっという間です。


こう書くと、独裁の方が効率的なように見えるかもしれませんが、実際はそんなことは決してありません。

独裁国家は全く繁栄していないのです。


政治上の停滞がありそうな自由主義国家の方が、圧倒的に発展しています。

これも「止揚」ですね。

自由を抑圧するような国家が、発展するわけがありません。


それぞれが様々な意見をぶつけ合うことで、一段と高いレベルの意見になっていくわけです。


もちろん、現在の体制が完璧と言っているわけではなく、そこにも様々な問題があるでしょう。


でも、当たり前ですが、独裁よりははるかに優れています。


人間は、自由であって初めて、力を発揮できるからです。

その力は、人々を支えるために使うことができます。


間違ったことに使う人もいるでしょうが、それは陰の部分にしか過ぎません。

そういったものを淘汰していって、さらに自由の本当の価値を上げていきます。


肯定的なものを発展させ、否定的な出来事を乗り越えて、より高い次元のものが生まれる。


もちろん、それがいつもスンナリいくわけではありません。

議論ばかりして、何もまとまらないこともあります。


でも、停滞もまた「次へのステップ」です。


一見回り道でも、回り道をしなければ、「本当の道」がわからないことがあります。


否定を肯定に変えるからこそ発展があります。


そこで、さっきの騒音について考えてみましょう。

騒音は、否定的な出来事。

しかしそこから「肯定的なもの」を探すとしたらどうなるか?


騒音によって、「静かな環境の有難さ」がわかったのです。

騒音がなければ、そんなことは思わなかった。

病気になって初めて健康の有難さを知るようなものですね。


感謝というのは、いいことがあってできるのではなく、
都合の悪いことがあって、初めて「感謝とは何か」がわかります。


自分に起こる都合のいいことも悪いことも、
すべて未来にとって役に立つことです。


また、役立てていかねばなりません。


その気持ちが、あなたに一段とレベルの高い力を与えてくれるでしょう。



・今回のまとめ
マイナスの出来事にくじけてはいけない。
それは、次への好機です。




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