こんにちは。上村です。
「電話をかけるのが苦手」という方は、結構いますね。
かくいう僕自身もそう。
必要があっても、とにかくかかってくるまで待ちます。(笑)
ただ、仕事となると、そういうわけにもいかないこともあるでしょう。
メールで済むのならそれでいいのですが、要件内容によっては、どうしても口頭で伝える必要があるケースもあるかもしれない。
特に「言いにくいこと」を伝える場合など、電話するのをためらってしまうこともあります。
(まあ明日にしよう)と後回し。
次の日もまた、電話をかけようとするがかけられない。
そんな日が続いて、気がついてみると、事態が悪化していたということもあるかもしれません。
(どうして自分はこうなんだろう)と自分自身を責めたくなってきます。
気の弱さを嘆くのです。
でも、これは気が弱いからそうなるのでしょうか?
僕は違うと思います。
気の問題ではなく、「考え方の問題」です。
考え方を正しくすれば、余計な心配から逃れることができます。
まず、それは本当に言いにくいことなのかどうか、考えてみることが大切です。
自分が勝手にそう思っているだけで、相手はそこまで思わないかもしれない。
本当に言いにくいことであって、それを伝えることが相手のためになるなら、自分の感情に引きずられてはいけない。
先延ばしにすることによって、自分だけではなく、相手にとってますます不利益になるかもしれないからです。
特に落ち込んでいたり、元気がない時は、えてして後ろ向きな思いが湧いてくることがあります。
気持ちを落ち着けて、理性的になってみることが大切です。
例えば、個人的な体験として、こういうことがありました。
僕は昔、「予備校」に勤務していました。
初めて教壇に立った時、極度に緊張したことを覚えています。
生徒さんは、大勢で僕をニラみます。(笑)
当然ですが、これはニラんでいるのではなく、ただ「見ているだけ」ですね。
しかし僕は、何か「恐怖心」を覚えました。
(もし生徒全員が襲ってきたらどうしよう・・・)
と思った。
今から考えたら、実に滑稽な話です。
生徒全員が襲ってくるなんて、そんなバカなことが起こるはずがありません。
じゃあ、どうしてそんな妄想が湧いてきたのでしょうか?
「教壇に立つ」という不慣れなことをしないといけない不安が、そういう思いを引き起こしたのですね。
こんな状態では、生徒に向かって話すこともできません。
生徒と自然に接することもできなくなります。
つまり、「間違った考え」をしたから、身動きがとれなくなったのです。
初めての経験ですから、「怖い」という気持ちは、仕方がありません。
でも、普通に考えれば、「単に教室で話をする」というだけのこと。
「シンプルな考え」に戻せばいいだけですね。
そうすれば、相手と普通に接することができるでしょう。
心配や不安は、「余計な思いで身動きができなくなった状態」とも言えます。
例えば、会社で、素行の悪い部下がいたとします。
上司として、正しい方向に導きたい。
その時上司が、(こんなことを言って、部下が反乱を起こしたらどうしよう?)と心配したらどうなるか。
反乱するかどうかはわかりませんが、理不尽なことを言ったら、拒否されて当然でしょう。
でも、まともなことを誠実に伝えたなら、必ず最後はわかってもらえるはずです。
理性的になってみることです。
正しい考え方は、心配を振り払っていくでしょう。
・今回のまとめ
正しい考え方は、心配を振り払っていきます。
感情的になったら、理性的な考えを思い出しましょう。
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