2020年5月3日日曜日

本当に大切なのは、駆け引きではなく、正直になること

こんにちは。上村です。


子供の頃、「シャーロック・ホームズの推理小説」を読んだことがあります。


「名探偵の活躍」に影響されて、「自分も推理小説を書いてみよう」と思ったことがありました。


子供ながらに、あるストーリーを考えました。


実際は書かなかったのですが、こんな感じです。


小説のタイトルは、『ある「瞬間移動」事件』です。


あなたもぜひ、この「謎」を解いてみてください。(笑)



ある事件の容疑者に、一人の「学校教師」が浮かび上がりました。


非常に疑わしいが、彼には「鉄壁のアリバイ」があった。



犯行時刻に、彼は「学校で授業をしていた」のです。


時間割がそうなっているし、実際「授業を受けたクラス生徒全員」がそれを証言しています。


もちろん、授業中に抜け出したということもない。


「鉄壁すぎるアリバイ」に立ち尽くす捜査陣。



そこに現れた、一人の名探偵P。


いろいろな状況証拠を積み上げていく中で(漠然ですいません)、彼はついに「事実」をつかみました。


「トリックのからくり」に気付いた。


Pだけに、ピンときました。(ここは、笑うところです)


では、いったい真実は何か?



その教師はやはり犯人であり、実際の時刻に犯行を行っていました。


では、生徒の証言はいったいどうなるのか?


実は、生徒全員も「共犯」だったのです。


「教師も生徒も、全員が口裏を合わせていた」

というオチです。



何と意外なトリックでしょうか。


ここで言う「意外」とは、「荒唐無稽で使い古された」という意味です。(笑)



言うまでもなく、現実にはありえないことです。


生徒全員が、教師のために犯罪行為の口裏を合わせるなんて、あり得ません。


あくまで、推理小説の中だけの話。



ただ、理屈としては、一応筋は通っています。


理屈は合っていても、現実にはありえないということは、何も推理小説の世界だけではありませんね。


実際にあるものです。



例えば、恋愛や人間関係にもありますね。


「こうしたらこうなる」などと「作戦」を考える。


しかし、実際には、そんな理屈通りにはいきません。


友情や愛情は、「作戦」ではうまくいかないのです。



駆け引きが成功して有頂天になっている人がいても、そういったものは長続きしない。


ずっと駆け引きをし続けるなどということは、できないからです。

必ずどこかでボロが出ます。



それに一時的に相手が嫉妬してくれたりしても、それがいったい何になるのでしょうか?


それよりも、「正直」になった方が得策です。



何かに困ったことがあると、ついつい姑息な手段に打って出てしまうことがありますね。


さっきの、恋愛の駆け引きもそう。


嫉妬させたいとか、愛を試したいとか、そんなことばかり考えるようになる。



しかし、立場を逆転させて考えればわかりますが、自分がもし相手からそんなことをされたら、絶対に気分が悪いと思うのですね。



冒頭に書いた「荒唐無稽のストーリー」のように、自分で都合のいい理屈を考えても、それは「真実」とは相容れない場合があります。



大切なことは、体験から学ぶこと。

良識で、対処していくことです。


過去の経験は、きっとそのためにあります。



・今回のまとめ
大切なのは、都合のいい理屈ではなく、柔軟性。
新しい事実に直面したら、素直に学ぶことが大切です。





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