2020年5月18日月曜日

ささいなことにこだわるのをやめたら、もっと関係が良くなるよ

こんにちは。上村です。


かなり昔の話ですが、『定食を食べ損ねた事件』というものがありました。


テレビ番組で取り上げられていた事件。



幼い頃に見たので、記憶は定かではないのですが、こんな感じ。


ある男性が、お店に食事に行きました。



定食を注文。しかしいくら待っても出てきません。



業を煮やした男性は、何も食べずに店を出て行った。


その後、悔しくてたまらず、その店に対して嫌がらせの手紙を送りつけたらしい。



「定食を食べられなかった、どうしてくれるんだ」

みたいな文面。(と思われる)


末尾には、「定食を食べ損ねた男より」とあった。



まあ、そんなことを書けば、誰かわかりますね。



結局、彼は検挙されました。


お店の定食は食べられず、留置場の定食を食べることになってしまったのです。


これでは、ブラックジョークにもなりませんね。



店は大きな迷惑だったでしょう。


もちろん悪気があって遅れたわけではなく、忙しかったのでしょう。



いずれにしても、どれくらい待たされたのかはわかりませんが、そこまで怒る必要もないはずです。



でもどうして犯人は、そんなことくらいでここまで怒ったのでしょうか?



お腹が空いていたこともあったでしょうし、どうしても食べたい定食だったのかもしれない。


たまに無性に「のり弁当」が食べたくなる時がありますが、そういった感じでしょうか。



それにしても、いやがらせにまでエスカレートするには、不可解すぎます。



僕は思うのですが、定食が食べられなかったというよりも、待たされたこと自体に腹を立てたのでしょう。


馬鹿にされたような気になったのかもしれない。


でも、誰も馬鹿にする意図などないのは、当然です。



何かにつけ「馬鹿にされた」と思ってしまうようなタイプの人がいます。



僕もかつて出会ったことがありますよ。


とてもプライドが高く、ちょっとしたことで馬鹿にされたと思い込む人に。



こういう人は、周りも辛いですが、自分自身が一番辛いかもしれない。


とても心穏やかになることはできないからです。



「○○さん、今日はお疲れ様です」
「そんなに仕事をしていない」

なんて言う人がいたら、嫌ですよね。(笑)



本人自身が絶対に幸せではないでしょう。



これは極端ですが、少なくとも被害妄想的な心情になる場合もあるかもしれない。


被害妄想的な思いを抱いていて、その関係がうまくいくはずもありません。



「自分はいつも馬鹿にされている」
「絶対馬鹿にされたりはしない」

などといつも考えている人と付き合うのは、疲れるものです。



もし自分が、そんなタイプと付き合っていたらどう思うかを考えれば、よくわかりますね。



誰も馬鹿になどしていない。


自分の小さなプライドが、そう思わせているだけです。



また、百歩譲って、誰かに馬鹿にされているようなことがあっても、別にたいした問題ではありません。


誰かを馬鹿にしているようなタイプの人は、自分自身も誰かに馬鹿にされたりするものです。


因果応報のようなもので、そう考えれば腹を立てることもありません。



自分は、「馬鹿にし合う空間」から、距離を置けばいいのです。



「馬鹿にされた」といつも思ってしまう人は、もっと物事を楽に考えるべきだと思います。


自分に起こったことを「深刻だ」と考えていると、だんだん余裕がなくなってきます。



でも、自分が頭で考えているほど、決して物事は深刻ではありません。


気長に待てばいいのですよ。


恋愛も人間関係も、そして人生全般も。


その方が、きっとうまくいきます。



心配しなくても、その時々で、自分にとって本当に必要なものが届けられるのですから。


自分の理不尽な怒りや不調和な感情で、その通路を防がないことが大切です。



・今回のまとめ
「馬鹿にされた」と思ってしまう人は、もっと物事を楽に考えよう。
それは別に、たいした問題ではありません。
ささいなことにこだわるのをやめれば、関係も良くなっていくでしょう。





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