2020年5月20日水曜日

「愛情とは、追いかけることではなくて、思いやりを発揮すること」という話

こんにちは。上村です。


世の中には、「信じられない出来事」があるものですね。



かなり以前ですが、こんなニュースがありました。


ある国で起こった話。



その国が発行した硬貨の「国名」に、スペルミスがあったのです。


「国名」の文字が、間違えていたのですね。



数千枚製造され、実際に流通したらしい。


ミスというのはどこにでもありますが、このミスは派手。


まさか「硬貨の中の国名」がスペルミスしているなど、誰も思わないでしょう。



陰謀論者なら、「これは国家転覆をもくろむ組織的陰謀だ」みたいな話になるかもしれない。(笑)



「製造前にチェックしなかったのだろうか?」と不思議に思います。




ところで、この話を聞いて、僕は思い出したことがあったのです。


僕は若い頃、仕事で「校正」をした経験があります。


「校正」って、ご存知でしょうか?


「印刷物の文字を、間違いがないかどうかチェックすること」

ですね。



問題集の校正を、「丸々一冊」任されたことがありました。


とにかくページ数が多いので、苦労しました。


ところがいっしょに校正をしていた同僚は、チェックが早かったのです。


僕が1ページ進む間に、3ページくらい終わっている。



(同僚は、いい加減なチェックをしているんじゃないか)

と勘ぐったものです。



ところが、素早い同僚の校正は、正確だったのです。


いたずらに時間をかけていた僕は、結構不完全なチェックだった。


これは、我ながらショックでした。


時間がかかって不正確なら、どうしようもない。



しかし僕はこうも考えたのです。


「時間をかけたから不正確になったのではないか?」

と。



逆説的ですが、そう思いました。


通常は、時間をかければより正確になっていくはずですね。


でもこの場合は違ったのです。


いったいどういうことでしょうか?



実は、校正が早かった同僚は、他に仕事を抱えていました。


だから、集中力も違ったし、工夫もしていました。


限られた時間を、有効に使っていたのです。



たぶん無意識のうちに「今日は何ページ」と計画を立て、それを時間内にこなしていたのでしょう。


一方の僕は、計画性もなくダラダラやっていました。(笑)


この差だったのです。



どうして僕がダラダラだったのかというと、「忙しくなかったから」です。


当時はまだ新人でしたので、そんなに仕事もなかった。


校正一本に集中していればよかった。


それが逆に、「不完全な校正」を呼び込んだのです。



こういうのは、仕事に限らず、恋愛や人間関係でも言えることです。


それだけにのめり込んでも、かえって時間を無駄にしていることがあります。


追いかければ追いかけるほど、相手が遠ざかっていくようなこと。



「少しでも相手との接触を多くすれば、自分に有利になるだろう」

と思っています。



しかしそんな考え方は、相手のことを考えていません。


自分のことだけになって、大切な思いやりが、失われているのです。



必要な時に、自然な形で、協力し合い、支え合い、いっしょにいればいい。


余裕を持てば、かえってそういう機会が多くなります。



もっと「他のこと」にも目を向けるべきです。


人生は、すべきことがたくさんあります。


焦りを払拭して、心の余裕を取り戻せば、物事は好循環になっていくことでしょう。



・今回のまとめ
急いでいる時にこそ、「冷静さ」が必要。
焦りは、かえって物事をうまくいかなくします。
心には常に余裕を持つことが大切です。





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