こんにちは。上村です。
突然ですが、実際自分がやってみて、「何か違うな?」と思ったことはないでしょうか。
僕が小学生の時。
学校で、「ファーブル昆虫記」についての授業がありました。
ファーブル昆虫記って、きっとあなたも聞かれたことがあると思うのです。
ファーブルという学者が、昆虫の習性を研究して、それをまとめた著書ですね。
そこに「アリ」に関する記述があった。
アリの中には、列を作るものがあるそうです。
例えば、エサを置く。
すると、アリは列を作って、そのエサの場所に行きます。
そして、エサのかけらを持って、巣に帰っていく。
その間、道に迷わないのです。
なぜ迷わないのか、不思議です。
人間だって、道に迷うことがありますね。
なのに、アリは迷わない。
アリえない話です。(笑)
授業で聞いて、「へえ、そうなんだ」と思いました。
そこで僕は、自分で実験してみることにした。
当時は、自宅に庭があったのです。
アリが結構いました。
実験するには、アリがたい環境。
(ダジャレもしつこく言えば、それなりにおもしろくなるものです)
さて、僕は、ひとかけらの砂糖をつまみ、土の上に置いてみました。
ちょうどアリが何匹かいたのです。
なかなか見つけてくれませんでしたが、やがて一匹のアリがそれを発見。
やがてたくさんのアリが、群がってきました。
そこで僕が考えたのは、
「きっとアリは一列になって、エサと巣の間を行き来するに違いない」
というもの。
なぜって?
だって、ファーブル昆虫記に書いてあるから。
その通りになると思ったのですね。
ところがです。
そんな絵に描いたように一列になど、ならなかった。
秩序なくエサに群がり、秩序なく巣に返っていくような光景だったのですね。
「おかしいな、こんなはずではない」と思いました。
頭の中で描いていた図とかなり違う。
しかしファーブルがウソを言うわけはないでしょうし、第一、学校の授業でそう学んだのです。
でも、現実に目の前のアリは、想像とは違いました。
「アリえない」
僕は叫んだのです。(ダジャレはそろそろ無視(虫)してください)
でも後から考えてみると、アリが一列になって、一糸乱れないような状態とは書いていなかった気がします。
そんな体育祭のようなアリはいない。
僕が勝手に、頭の中でそのようなイメージを作っていただけだったのです。
しかし、こういうことはあるものですよ。
実際自分がやってみたら、想像していたものとは違うことです。
自分が思っていたことと現実が違えば、混乱するでしょう。
「上司は、次の課長は君だと言ってくれたのに、別の同僚が課長になったぞ」
ということもあるかもしれない。
しかし、新しい現実がそうであるなら、それを素直に認めることが大切です。
真面目な人ほど現実に起こったことを受け入れられず、ピタリと心の門を閉ざしてしまうことがあります。
しかし真面目さというのは、心にフタをすることではなく、進歩のために使っていくべき。
誰もが「こんはずじゃない」という出来事に出会います。
今までの人生を振り返っても、「こんははずはない」と思うことがたくさんあるはずです。
しかし、その時こそが「進歩している時」です。
「こんなはずはない」と思うことは、実は「自分にとってなくてはならないこと」だと思います。
アリは、それぞれあっちにこっちに行きながら、でも最後はしっかり巣に戻ってきます。
絵に描いたような一列はありません。
人生は体育祭の行進ではないので。
誰かの命令で行進するのではなく、自分が迷いながら道を見つけていく。
何も一人でほっておかれるわけではありません。
一説によると、アリは何かのフェロモンを出して、後から来るアリはそれを道しるべにしているらしい。
同じようなことは、きっと人生にもあると思う。
道しるべは、必ず用意されています。
しかし、不満だらけで、悲観的な気持ちだと、その道しるべになかなか気づかないもの。
そんな時こそ、「必ず道は開けるのだ」と強く思うことです。
たとえ時間がかかっても、少しずつその通りになっていくでしょう。
もし今、何かで迷っているなら、それは決意のチャンスです。
しっかり前に進んでいけるでしょう。
・今回のまとめ
いつだって、「道しるべ」は用意されています。
あなたにとって不都合なことは、実は「大きな道しるべ」になっています。
「愛される自分を大胆に意識すること」
そうすれば、不思議なほど、愛されるようになります。
その方法を書いたのが本書です。
愛された後のことを大胆に意識すると、今から魔術的に愛されるようになる、秘密の愛され術
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。