2020年5月4日月曜日

「待つこと」を知れば、もっとうまくいく話

こんにちは。上村です。


『人を見て法を説け』

という言葉があります。


あなたは、この言葉をご存知でしょうか?


「人に何かを説いたりする時は、相手の性格などを考えて、その人に合った言い方をすること」

という教えですね。


確かに、その通りです。



昔、必死で仕事をしていたある女性がいました。


「もうこれ以上できない」と思うくらい。


そんな彼女に向かって、上司が一言。

「もっと頑張って仕事しろ」



彼女はショックを受け、しばらく会社を休んでしまったそうです。


気持ちはわかりますね。


こんなことを言われたら、誰だってショックです。



頑張っている人に向かって、「頑張りが足りない」と言うのは、まさに配慮に欠けています。


頑張りを認めた上で、何かアドバイスするなら、それはもちろんOKです。


その人を見て言わないと、真意が誤解されることがあります。


画一的な「お説教」では、誰も聞く耳を持ちません。




そういえば、僕にもありましたね。


職場の先輩から、

「君は消極的だ、もっと好きな人にどんどんアプローチしていけ」

と若い頃に言われたことがあります。


まあ、こういう「押しの一手主義」を主張する人はいるものですね。


なぜ先輩にそんなことを言われたのか、よく覚えていません。



しかし僕はピンとこなかった。


私生活では、好きな異性がいて、自分なりに「アプローチ」をしていたのです。


それでも、うまくいかなかった。


でも、その先輩は、「お前は積極性に欠ける」と言う。


いったい僕は、どうしたらいいのでしょうか?(笑)



しかし、当時の僕は、先輩の言うことをそのまま鵜呑みにしました。


「やはり自分は努力が足りない、今以上に異性にアプローチすべきだ」

と思ってしまった。


自分にムチ打って?、ますます頑張ってアプローチ。


相手の気持ちなどお構いなしです。相手が忙しくしていてもどんどん話しかける。

その結果どうなったか?


いや、あまり思い出したくありません。(笑)



これは、努力ではなく、単に「焦っていただけ」でした。


そもそも人間同士の関係は、それが恋愛であれ人間関係であれ、自然のものです。


相性が合えば、自然に打ち解け合っていくでしょう。



にもかかわらず、相手を自分の思い通りにしたいという「わがまま」を押し通そうとしたら、どうなるでしょうか?


ますます相手は遠ざかっていくでしょう。



自分だって、もし相手にそんなことをされたら、逃げ出したくなるでしょう。


自分自身に置き換えてみれば、よくわかること。



でも頭に血が昇ってしまうと、そんな素朴なことも忘れてしまう。


相手の嫌がることをして、相手の望んでいることをしないという、誠にチグハグなことをしてしまいがち。



「待つこと」を覚える必要があります。

待つことのできる人が、真に動くこともできます。



そういったご経験は、きっとあなたにもあるはずです。



「待つことを恐れず、焦りをなくしていく」


その堂々とした態度が、いいタイミングを引き寄せるでしょう。



・今回のまとめ
「待つこと」を学ぶこと。
待つことのできる人が、タイミングよく動くこともできます。





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