2018年12月11日火曜日

「これだけしているのだから、あなたもこれだけしてほしい」という束縛から自由になれば、もっとたくさんのいいことができる話

こんにちは。上村です。


人間関係で、「うまくいかなくなる考え方」があります。


「これだけしているのだから、あなたもこれだけしてほしい」
ということですね。


本当の人間関係は契約ではないし、恋愛も契約ではありません。

そこに資本主義を持ち出してはいけないのです。(笑)


例えば、物を買うとします。
料金を払います。

お客さんとお店が、お互い提供し合うことで、初めて「契約」が成立します。


「タダで奪う」なんて人は、警察に直行。

逆に、「対価はもらうが、商品は渡せない」なんて店があったら、これも逮捕。


これは経済活動の話ですが、人間関係にも「契約」みたいなものがあります。

「何かをしてあげたのだから、あなたも私に何かをすべき」
という考え方。

これは、一種の契約意識ですね。

法律上の契約ではありませんが、そういった気持ちがあります。


でも、この考え方ってどうなのでしょうか?
その姿勢でいいのでしょうか?


当然ですが、人間関係は、物品のやり取りとは違います。

「契約」ということではありません。


義務でも権利でもなく、もっと「素朴な心のこと」です。

資本主義とも契約主義とも、その他どんな主義とも無縁です。

人間同士の「素朴なつながり」です。


ところが、なぜかそれを、「強制」と考える人がいます。

恋愛に多いかもしれませんね。


あなたが、好きな人に好意を示す。
何かをしてあげるとか。

好意の表し方はいろいろあります。

ところが、相手の反応がよくないとします。

あなたはどう思うでしょうか?


「好意の伝え方が足りない」と思うかもしれません。

「自分の気持ちを伝えること」に躍起になります。

相手に受け取ってもらえないと、不満になる。

せっかくの好意が、押し付けのようになってしまうのです。


「これだけしたから、反応をくれ」という思いが強い。

だから押し付けがましくなります。


「こうしたのだからこうしろ」というのは、契約の感覚。


契約とは、
「自分が価値を提供して、相手は対価を払う」
のが原則ですね。

しかし、その感覚を人間関係にもってくると、おかしなことになってしまう。


「これだけしてあげたから、相手も返礼すべきだ」
ではないのです。

逆も言えますよ。

「相手が好意を示してくれたから、自分も好意を返さないといけない」
ということでもない。

義務でも強制でもなく、もっと「自然の行為」です。

素朴な支え合いであり、助け合いであり、お互いの意思の尊重です。


よく心理学で、『好意の返報性』みたいなことが言われます。


「何かをしてもらったら、お返しをしなければならない気持ちが働く」
ということです。

「それを利用して相手の心をつかめ」みたいな、恋愛マニュアルみたいなことを言う人がいる。

でも、どうでしょうか?

好意とは、そんな自分本位のものではありません。

相手を都合のいいように動かそうとしても、そういうわけにはいきません。


心理学を否定しているわけではありません。

自分の意図が問題です。

そういったものを自分本位に利用しようとしたら、必ず「しっぺ返し」があるということです。


いくら心理を分析しても、人間の本当の心を分析することはできません。

もし周囲に「できる」と豪語する人がいたら、
「じゃあ、私が考えていることを当ててみて」と言ってあげればよろしい。(笑)

心とは「もっともっと奥深いもの」だからです。

好意とは、相手を思う素朴な気持ち。

物品が返ってくるような感覚ではいけない。


もちろん、御礼をもらっていいのですが、それが目的ということではないはずです。

それは、「心の宝」なのですから。

実際、心の宝がたまってくると、人生がいい方向に向かっていきます。


「自分がしてあげたから、相手がこれだけしてくれる」という考え方では、必ず不満が出ます。

もっと「素朴な気持ち」を大切にすること。

これを大切にすることで、状況はよくなっていくでしょう。



・今回のまとめ
人間関係は契約ではありません。
「素朴な結びつき」です。
原点に帰れば、状況はよくなっていくでしょう。





あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。

今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。

本書には、それくらいの大きな力があります。

あなたの「バイブル」にしてください。



あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。

     1.追いかけるのをやめる
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今すぐ、「真理」を知ってください。