2018年12月9日日曜日

「ソフトボール」のような愛され術

こんにちは。上村です。


昔の話ですが、職場でレクリエーションがありました。

球技大会で、「ソフトボール」です。


僕自身、野球はあまりしたことがありません。

でも参加する以上、それなりの活躍はしたい。(笑)


そこで、近所のバッティングセンターで事前練習。

特訓?を積んで、本番に備えようとした。


ピッチングマシーンから、ボールが飛んできます。

思い切りバットを振る。

ところが、全然当たらない。


慣れていないから当然ですね。

結局、1球もバットに当たらなかったのです。


これでは単なる「素振り」です。

何のためのバッティングセンターかわからない。


そこで、再度チャレンジ。

もう「1ゲーム追加」しました。


しかし、やっぱり同じこと。

全然当たらないのです。

バットにかすりもしません。

ただひたすら素振り状態。


そうこうするうちに、「残り1球」になってしまった。

最後のボールは、力まずにバットを振りました。

当てる気もなく、軽く振ったのです。

するとどうでしょう。


初めてカーンと、バットに当たった。

ボールが飛んでいったのです。

なかなか嬉しい。


でも、どうして最後は当たったのでしょうか?

単なる偶然?

ひょっとして、わずかな時間で、実力がついたのか?


まあ、1球当たったくらいで実力がついたなんて言えないですね。

ほとんどは空振りだったのだから。

球技大会まで時間がありません。

このまま出場しても、全打席三振で終わってしまう。


そこで、ふと思い出したことがありました。

僕の知り合いに、野球経験者がいたのです。

学生時代のクラブ活動ですが、なかなかいいセンまでいったらしい。


さっそく電話で、
「球技大会があるんだけど、どうしたらバットにボールが当たりますか?」
という質問をしてみました。


初歩的すぎますが(笑)、でも知り合いは教えてくれた。

彼は意外なことを言ったのです。

「バットを投げ出すような気持ちで打てばいいよ」と。


「バットを放り投げるような感覚で打て」というわけです。

もちろん、本当に放り投げるわけではありません。

あくまで「感覚」です。

技術的なことではなく、気持ちのこと。


その時は、(そんなものか?)と半信半疑。


でも言われたとおり、本番の球技大会で、そんな感じでバットを振ったのです。

するとどうでしょう。

見事にボールが当たったのです。

しかも、なかなかの長打。


もちろん毎打席ではありませんが、一応の活躍はできた。

レクリエーションですから、相手もそんなには真剣ではありませんが、これは上出来です。


でも、気持ちを変えただけで、どうしてうまくいったのでしょうか?


そこで思い出したのは、例のバッティングセンターでのこと。

最後に、力まずに振ったのが当たったのです。

つまりそれは、肩の力が抜けたからですね。


「バットに当てたい」と思っていた時は、力みすぎてうまくいかなかった。

でも、余計な思いがなくなると、かえってバットがスムーズに出たのです。


球技大会の打席も同じ。

バットを投げ出すような気持ちで振ったのです。

これはすなわち、「肩の力を抜く」ということ。


知り合いは、野球の素人の僕が犯す過ちに気付いていたのです。


「力が入りすぎるから当たらない」ということを見抜いた上で、「バットを投げ出すような感覚で打て」と言ってくれたわけです。


考えてみると、こういうのは人間関係にも言えますね。

例えば、恋愛でもあるでしょう。


恋愛等で頭に血が昇ると、「バットを力いっぱい振ろう」とします。

そうしないと当たらないと思うから。

その結果、妙に押し付けがましくなって、相手はどんどん引いていく。


自分の欲求に振り回されて、相手のことを考える余裕がなくなったのです。

これでは、本末転倒ですね。


さっきの例で言えば、「バットを投げ出すような気持ち」が必要です。

つまり、肩の力を抜くこと。


恋する人をなぜか怒らせてしまうのは、まさに力んでいるから。

それではいつまで経っても、相手の心にクリーンヒットしません。


もっと肩の力を抜いて、リラックスすればいいのですね。

その方が相手と関わる機会も増えるもの。

それでも増えなければ、元々縁がなかったと思うべきです。

それくらいの気持ちが必要です。


「自分は、あなたを恋人にするために一生懸命です」

みたいな顔をして会話を求めても、うまくいきませんね。


今のは恋愛を例に出しましたが、人間関係全般にこれは言えることなのです。


自分をよく見せようとか、賢い人と思ってもらおうとか、おもしろい人だと思ってもらおうとか、すべて余分なこと。


素朴な自分でいい。軽くバットを振ればいい。


決して「軽薄」という意味ではありません。

「気持ちを楽にする」という意味です。


それが、本当の意味の「心を開く」ということだと考えます。



・今回のまとめ
自分がリラックスすれば、相手もリラックスします。
求めるのではなく、余裕で接しよう。
自分がどう思われようが、自分が考えているほどたいした問題ではありません。





あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。

今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。

本書には、それくらいの大きな力があります。

あなたの「バイブル」にしてください。



あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。

     1.追いかけるのをやめる
     2.「途方もない愛される力」を実践する

今すぐ、「真理」を知ってください。