こんにちは。上村です。
突然ですが、「推理小説」には、大きく分けて2つのパターンがあるそうですね。
一つ目は、いろいろな推理を重ねて犯人にたどり着くパターン。
これは普通ですね。
シャーロック・ホームズも明智小五郎も金田一耕助も、人間離れした観察眼で犯人を特定していきます。
架空の人物ですから、人間離れしているのは当然です。(笑)
小説の最終局面で、刑事(探偵)が、「○○さん、あなたが犯人です」と指摘する。
それで読者は、(この人が犯人だったのか)とわかるのです。
では、もう一つのパターンとは何でしょうか?
それは、「最初から犯人がわかっている場合」ですね。
犯人側から、ストーリーが始まります。
読者は、すでに結果を知っています。
その犯人を、どうやって特定していくのか・・・
そのプロセスに、興味の力点が置かれます。
二つ目のパターンは、書く方にとっては相当難しいはず。
読者は「結果」がわかってるのですから。
犯人に行き着く過程で少しでも矛盾があったら、読者はわかる。
結果がわかっているということは、読者の目線もシビアになります。
結論を知っているのと知らないのとでは、ずいぶん「眼力」が違ってきますね。
結果から逆算すれば、物事はよく見えます。
「あの時、ああいうことをしたからダメだったんだ」
「あの時、ああすればよかった」
などです。
もちろん、振り返ったらはっきりわかっても、「その時はわからなかった」のです。
人間は、未来を見通すことなどできません。
では、どうしたらいいのでしょうか?
失敗するのもやむをえないことなのでしょうか?
この「失敗」というのがポイントですね。
誰しも失敗は嫌でしょう。
しかし、今失敗だと思っていても、未来になってそうだとは限らないのです。
むしろ、手痛い失敗が、未来には実は「成功」だったとわかることがあります。
例えば、「辛い別れ」を経験した人の中で、奉仕精神に目覚める人がいます。
その辛い経験が、自分の心の中にある「本当の愛」に気付くきっかけになったのです。
愛とは、こだわりではなく、もっと自由なものであることを知ったのです。
束縛ではなく、支え合いであることを知ったのです。
もっと言えば、人生で苦労した人は、人生を「表面的な幸せ」で判断しなくなるでしょう。
もっと大切な、もっと本質的な、「人間性の部分」に比重を置くようになるはずです。
挫折の辛さを、「本当に大切なこと」に気付くきっかけにするのです。
悪い結果というのは、それなりの「原因」があります。
気持ちを入れ替えて、いい原因を作っていくなら、それはどこかでいい結果になって現れてくるでしょう。
自分にとって何か悪いことがあったなら、「自分の態度や考え方を見直す一つのチャンス」です。
それが、いい原因を作っていくことになります。
・今回のまとめ
「都合の悪いこと」は、自分の態度や考え方を見直す一つのチャンス。
いい原因を作っていけば、いつか「いい結果」になって現れるでしょう。
あなたが、「自分は愛の弱者だ」と思うようなことがあれば、本書はとても有益なものになるでしょう。
今までの思い通りにならない状況が、きっと一変するはずです。
本書には、それくらいの大きな力があります。
あなたの「バイブル」にしてください。
あなたが、恋愛や人間関係で「愛されない」と悩んでいるなら、たった二つの真理を知るだけで、それは解決します。
1.追いかけるのをやめる
2.「途方もない愛される力」を実践する
今すぐ、「真理」を知ってください。